時代

近所の本屋にいく。
文庫本を一冊
手に取って
レジに行くと、

2月14日をもって閉店させて
いただきます。

という一枚紙が
貼ってあった。

本屋に限らず、
ここ数年、
長年知った
お店の閉店に
突然かつしばしば
出会う。

そのたびに
残念で寂しく思う。

ただ
一方で
短くない一つの時代に
たくさんの人に
必要とされ、
少なくない人に、
よろこばれるために
そこにあったのだ、
そして
その使命を尽くしたのだと
感謝の気持ちで
思い直そうしている。