希望学のラクレ(その4)

家庭の雰囲気や家族の愛情、経済状態は、
現在の希望の有無との関連はみられなかった。
豊かでなければ希望がもてないとわけではない。
それは少しホッとする結果だ。
そして、どうやら家族の愛情と期待は微妙に違うらしい…
―永井 暁子
(東京大学社会科学研究所助教授、家族社会学)

希望学のラクレ(その3)

 孤独な挫折は危険だ。
 
 挫折や失望に直面したとき、
 それを良い経験であったと
 語れるようになるためには、
 信頼する周囲の誰かからの
 なんらかのきっかけがあったり
 するものではないか。
 困難をすべて自分だけの努力で
 乗り越えてきたという人がいれば、
 傲慢だ・・・
 中公新書ラクレ
 『希望学』
 4月10日発売

希望学のラクレ(その2)

データからみる限り、次のようにいうことができる。
好奇心はあるがいい加減にはならない、
決断力をもって諦めることができる、
その判断は自分の責任でおこなう、
そんな人が希望を持ちやすい…
―佐藤 香
(東京大学社会科学研究所助教授、計量歴史社会学)
中公新書ラクレ
『希望学』
4月10日発売

希望学のラクレ(その1)

ひとくちに希望といっても、その中身は様々だ。
実現しない希望、叶わない希望は、追い求めても
最後には挫折や失望が待っていたりする。
しかし、そんな挫折を経験することで、
はじめて見える自分の現実や、
軌道修正もある。
だから、希望を持ち、挫折を経験した人ほど、
結果的に、より強い達成感に出会えたりする・・・
中公新書ラクレ
『希望学』
4月10日発売