メールでやりとりしていると、
最初の件名は
○○○○
だったのが、
次に
RE:○○○○
となったまま、
その後、内容は
ぜんぜん変わっても
ずっと
RE:○○○○
のままになってる
なんてことは
よくあることだ。
そんなメールのなかに
いまだ
RE:あけましておめでとうございます
というのが
あるんだが
どんなもんだろうか。
おもしろいから
もうちょっと続けてみる。
2014年2月
一号店の夜
島根県の松江市の松江駅に
スターバックス一号店ができたのは
去年の4月。初日の売り上げが
全国で最高になったことなどが
話題になった。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130403/trd13040319090005-n1.htm
先日、松江駅を通りかかったときに
チラリとはじめてみたが、今でも
人気のようだ。
当初、あまりの行列の長さに松江の
ばあちゃんたちは、行ってみたくても
行けず、ずっと遠くで見守っていたらしい。
そんなある日、お寺の行事を終えて
松江駅から家路に帰ろうとする
ばあちゃんの集団がいた(8人くらいいた
と思われる)。
もう閉店間際の時間で、そのときは
さすがに人気のスターバックスも
空き始めていた。
今だっ(チャンス!)
ばあちゃんたちは決意し、
スターバックスの注文口に
初めて並んでみた。
そのなかの一人のばあちゃんは
緊張のあまり、トイレに行くという。
「アタシも同じのを頼んじょいて」。
駅のトイレを終え、
お店に戻ってみると、ばあちゃんたちは
大きいテーブルをみんなで囲みながら
注文が届くのをドキドキしながら待っていた。
なんだか楽しそう。
期待は広がるばかりだ。
数分後、出てきたのは
ほうじ茶だった。
それも丸い茶缶から茶葉を取り出し
淹れられた本格的なスターバックスの
ほうじ茶だったという。
多分、種類やら、大きさやら、
いろいろやさしくたずねられたのだろう。
自身、はじめてサブウェイのサンドイッチを
注文したときを思い出す。
緊張のあまり、きっと誰かが、
トールサイズのカフェラテなどではなく、
「アタシは、ほうじ茶があれば、そっちがええわ」
とつぶやいだのだろう。それに同調者が
もれなく続き、全員、ほうじ茶のオーダーに
無事たどり着いたのだ。
全員で閉店間際の初スターバックスで
大笑いしながら、ほうじ茶を飲んで
帰ったのだそうだ。
ところで、スターバックスにほうじ茶は
そもそもメニューにあったのだろうか。
なかったとすれば、金額はいくら
だったのだろう。
一号店の夜。
こっぽし。
大瀧栄一氏のこと
1月以降、大滝詠一さんを偲ぶ文章や
企画がたくさん出されていますが、
『月刊三陸かもめ』2014年2月号に
掲載されている
私の知っている
大瀧栄一氏のこと
というエッセイは、出色の内容です。
お書きになっているのは、
釜石市立鉄の歴史館館長の
佐々木諭(サトス)さんで、
大瀧さんご本人が滅多に語って
こられなかったご自身での
釜石での青春時代のお話が
豊富に語られています。
震災後に、旧制菊池栄一さんは
「サトス、生きてたか」と通信回線で
連絡されたとのこと。
高校時代に青森の三沢基地の
短波放送をどのようにしてキャッチ
していたかも、私ははじめて知りました。
「これまで作った音は、清算して、また新しい音楽に挑戦したいと、
思っているよ」
『月刊三陸かもめ』はhttp://sanrikukamome.net/
からも購入できるようです。
大瀧ファンならずとも、オリジナルとは
何かを考えさせられる、すばらしい内容です。す。