季節

通勤途中の
乗換の駅で
ホームから満開の桜が
綺麗に見える場所がある。

この時期、
乗換の電車を
一本待って
桜を見てから
乗るようにしている。

子どもの頃から
弟のようによくしてもらった
叔父が亡くなる。

小学生のとき
はじめてビールを飲んだのは
この叔父のせいだ。
キリンラガーだった。

感謝の言葉しか出てこない。

「働き止め」のWEB記事

「働き止め」に関する今までで最も正確な報道記事が、3月22日夜に、NHKから配信されています。以下をクリックください。

WEB特集 働きたくても働けない 77万人の試算 | NHKニュース

今まで報道ではなぜか使うことが避けられていた「非労働力人口」という統計用語も正確に使われていて、失業者との違いなどが明確に説明されています。

記事をきっかけに「働き止め」の存在が広がり、働けない苦しみを多くで分かち合うとともに、必要な対策の本格的な検討が始まってほしいと思っています。

昨年末から丁寧な取材に取り組んでいただいてきた間野さん、大西さんに心より敬意を表します。

親の不安と大学生の働き止め

働き止めの根本にあるのは、感染への不安であり、今回の感染拡大が労働市場にもたらした特異な状況であることを述べてきた。感染不安は、働く本人が感染を恐れたり、同居する高齢の親への感染を恐れたりする結果、働くのを断念せさせてきたことも指摘してきた。

また別の働き止めとして、在学中の子どもが飲食店などでのアルバイト先で感染することを恐れて、働くことを止めるよう、親が強く説得した結果でもあるかもしれない。大学生などがアルバイトできなくなったのは、バイト先の飲食店などの経営上の都合もさることながら、親が子どもに「危ないからバイトはやめて」と強く求めたため、バイトをやめざるを得なかったことも多いのではないか。

総務省統計局「労働力調査」によれば、15~24歳の在学中のパート・アルバイト数は、2020年には177万人と、前年より10万人減少した。4半期別では、20年7~9月には、前年同期より23万人と大きく減り込むかたちとなった。それらの背後には、店側の都合による雇い止めだけでなく、親の思いによる働き止めも影を落としていたのかもしれない。

最後

おそらくは
ボンカレーが最初だったと思うが
いったいこれまで何袋の
レトルトカレーを
食べてきたことだろう。

最近も、むろん結構食べる。
お店で、出会ったりもする。

でも、美味しくないと思った記憶が
ない。それぞれそれなりにというと
少し失礼だが、おいしさがある。

先日家でレトルトカレーを食べた。
食べ終えて、流しにまだ残っていた
レトルトカレーの中身をのぞいてみた。
すると、それなりのルーが脇に
残っていた。

ひっくり返して、
食べ終えた皿に受け止めてみると
それなりのルー、ひとくち分くらいは
いけそうな量になった。

これまでの人生、
どれだけのルーを見逃してきたのだろう。
神も真実もルーも、細部に宿るのだ。


孤立無業(SNEP)について

色々最近、「孤独・孤立」が話題になりかけているようなので、一応、2012年からやってきた「孤立無業者(SNEP)」について、一般に入手できる情報で、比較的正確なものを、ちょっと調べてみた。

https://www.kaonavi.jp/dictionary/snep/

https://www.ieyasu.co/media/snep/

など、思いのほか、記事があった。ただ、必ずニートとの比較に言及されているようだけど、ニートの内容の方は、あいかわず微妙。

自分で書いて話したのは、こちら。

https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/414605.html

https://www.nippon.com/ja/currents/d00109/

スネップも、以前は男性、大卒以外、そして若年が多かったが、2010年代後半には、女性、大卒、中高年にも広がっている。それを「孤立の一般化」と表現した。孤立の一般化の問題は、感染拡大前のデータにも着実に表れているが、感染によって、さらに深刻化、一般化している可能性がある。

想定外の状況の発生は、そもそも困難な状況にあった人びとを、さらに深刻な状況に追い詰める。それは、不況、震災、感染など、いずれにも残念ながら当てはまる歴史の真実だ。

スネップは、総務省統計局「社会生活基本調査」の特別集計を用いている。次回の調査は、今年の秋に予定されている。