5月の労働力調査の結果が今朝発表。
完全失業者数は347万人、季節調整値
で5.2パーセントと、引き続き悪化が続いて
いる。
同日に発表される有効求人倍率も、現在の
調査方法では過去最低の0.44倍だそうだ。
雇用調整助成金の支給対象数に、減少が
みられるなど、来月もしくは再来月くらいからは
上昇のテンポもひと息つくかもしれない。
ただ、年齢別に発表された完全失業率は、
15~29歳で9.0パーセント(原数値)で他の
年齢層より抜きん出て高い他、対前年増減率も
1.9パーセントも最も大きくなっている。
雇用情勢が一段落しても、ふたたび若年就業の
冬の時代は避けられそうもない。
また失業率の男女差も拡大し、男性の方が
女性よりも就職の状況は概して厳しい。
このようなところから、雇用システムの変化
は始まっていくのだろう。