ババンバ、バンバンバン、アビバノノ

 昨夕、近所の銭湯にいく。
 実をいうと、近所には歩いていける
 範囲内で、知っている限り、3件銭湯
 がある。いつか、いつかと思っていたが
 はじめていってみた。
 450円。中身は、ずばり昭和だ。着替え場所
 には、平家物語の有名な冒頭の一節、
 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・・が。
 風呂場の実にシンプルで清潔、湯船、サウナ、
 洗い場、以上。終わり。壁の絵は富士山ではなく
 たぶん草津あたりの風景だ。
 
 夕方にいったが、子どもがまったくいない。実は
 自分が最年少ぽいぞ。となりからは微かに女湯の
 声も。たぶん、そこにも子どもはいないのだろう。
 これからの時代、小さなささやかな希望だ。
 できるかぎり続いてほしい。ここにも希望があった。
 来年はもっと来よう。