学習院時代の学生の高橋陽子さんと日経センターの伊藤由樹子さんと
やっている、希望退職が雇用や生産性に与えた影響の論文が佳境に
なりました。
90年代末から2000年代初頭に、ずいぶんリストラという言葉が
流行して、クビ切りとか言われました。でも、実際は解雇よりも
希望退職や早期退職が多かったのですが、それがどんな意味や効果を
持っていたのか、経済学からの検証もまだまだに思います。
この時期に何が働く環境に起こっていたのかを、歴史的な検証に
耐え得るようなかたちで記録に残しておくのが、同時代を生きた研究者
の将来への責任に思っています。
なんだか今日はまじめだな。雨だからかな。
でもたまにはそんなことも書かないと、本当は経済学
研究者だっていうことを忘れられちゃうもん。