1月の労働力調査の結果が発表された。
失業率が下がったことで報道も若干拍子抜け
気味といったところか。おそらく5月に発表される
4月の労働力調査の結果が、注目を集めること
になるだろう。3月一杯で契約が切れる非正規雇用が
とても多いと予想されるからだ。
ただ現状でも気になるのは、就業者数とならんで
労働力人口も12ヶ月連続して減少していることだ。
働くことを断念した無業者である非労働力人口が
特に若年・中年の男性で今後増えていくとすれば
それは雇用問題に限らず、治安や自殺など社会
不安に直結する。非労働力人口は、前年同月に
比べて22万人増である。
非労働力人口には、団塊世代の引退など別の
要因も左右しているので、その動きは複雑だ。
今後その動きは、要注意である。