絶望なんかしていられない(挨拶文)

2005年からはじまった希望学のなかでは、
たくさんの素敵な出会いがありました。その一つが、
国際救急救命医の二宮宣文さんと社会科学者の中村圭介さん
の出会いです。
中村さんによって描き出された二宮さんの物語から、
私は医療の希望を見た気がします。この本には
壮絶な写真も含まれています。
でも現実に目を背けてはいけないと思いました。
本の刊行までにはいくつかの試練や困難もありましたが、
乗り越えた先にやっぱり希望は待っていてくれました。
ここにまた一つ、希望学の貴重な成果が生まれました。
ご一読いただければ幸いです。