休むという行動。

 希望学の仲間である
 文化人類学者の宮崎広和さんから 
 メッセージが届く。
 宮崎さんは、希望のために必要な
 ものとして、次のことを挙げる。
 希望に必要なのは一時の休息である。
 緊迫した事態のなかで、あえて休むこと
 には実は勇気がいる。休もうというメッセージ
 は、ときに正確に伝わらないおそれもある。
 
 しかし、次の活力を生むためには、
 敢えて休息するべきだというのは、きわめて
 実践的で重要なメッセージだ。
 これからいろいろなシステムを立て直して 
 いかなければならない。しかし休息を組み込まない 
 システムは、いつか破綻する。
 希望には、行動が必要だが、休むということも
 大切な行動なのだ。何もかも停止した、ひとときの
 休息をとることをお互い認め合うことも、社会の
 希望をつくるためには欠かせない。
 不眠不休で努力されている方にこそ、一時の休息が
 許されなければならない。