今日もお便りを
ご紹介します。
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SNEPについての議論、
社内でも関心が高まっています。
支援者の声を・・・とブログでも
先生が呼びかけておられましたので、
何かお役に立てることがあればと思っています。
それとは別に、私的な好奇心からの発言ですが、
社会的孤立はジェンダー係数との関連が深いのは、
実感するところでもあり、今回の調査結果とも一致
しているなぁと思いました。
特に女性はインフォーマルな人との関わり
(「ランチ」「おしゃべり」「一緒に買い物」「一緒に観劇」等)
が色々あります。
会社縁がなくなった後の男性が「濡れ落ち葉」になり、
妻に先立たれると「男やもめにうじがわく」になる。
おじさんたちもそんな現状なら、
会社縁、家族縁がないSNEPたちもそうなるのは
必然です。
読んでいて、うちの父や夫から「仕事」をひいたら、
似たようなものだ・・・という感想を抱きました。
公的な調査なので、もちろん政策提言をされておられますが、
その現状を打破するものは、公的な制度でなく、
インフォーマルな関係の活性化では?と思います。
そこで、調査項目として気になったのですが、
「飲み会」「ランチ」「お茶」は調査項目として
どこに入りますでしょうか?
焦点を「社交」としたときに、大切な係数かな?
と思い質問をさせていただきました。
○
ご質問ありがとうございました。
http://www.stat.go.jp/data/shakai/2006/pdf/choa.pdf
に調査票がありますが、その6頁目からが
24時間の生活時間に関する調査項目になります。
そこでは20種類の項目から選択して回答することになります。
ご質問の「飲み会」は13番目の「交際・つきあい」に入ります。
「ランチ」は3番目の「食事」になります。「お茶」は13番目の
「休養・くつろぎ」に含まれます。
統計分析によると、スネップ、特に家族型のスネップは
「休養・くつろぎ」の時間が、非孤立無業に比べると
長くなる傾向がみられます。
一方、いただいたご質問をきっかけに
「食事」時間の違いを調べてみました。
すると、こちらでは一人型のスネップが
食事時間がやや短くなる傾向が統計的にも
みられました。
一人で食事をすると、誰かと一緒に会話をする
こともありませんから、それだけ食事の時間が
短いか、もしかしたら食事を抜きにすることも
他に比べて多いのかもしれません。
私は個人的には、一人で呑むのは好きなのですが
(自称、ひとり呑み友の会の会長です)
それでも、一人呑みばかりというのは、少し
味気ないかもしれないですね。
ご 質問のおかげで、新しい発見がありました。
インフォーマルな関係の活性化は、その通りですね。
ニートのことを調べていたとき、大事なのは
雑談をするチカラだと
誰かに教わったことを思い出しました。
ありがとうございました。