SNEP (47)

スネップは、働くことに希望を
持っていない傾向が強くみられます。
それは家族型の孤立無業ほど
顕著です(すみません、修正します)。
希望がないからこそ、就職活動を
しようとすることも少なく、また仕事
につくための学習にも積極的では
なくなるようです。
もともと私が希望学というのを始めよう
としたきっかけは、雇用問題と関係
があります。雇用の「ミスマッチ」という
言葉がよくいわれます。何のミスマッチ
かというと、年齢のミスマッチや技術の
ミスマッチなどがイメージされますが
実際に一番深刻なのは「希望する
仕事がみつからない」という希望の
ミスマッチです。
またニート問題に取り組もうとした
きっかけも、ニートは意欲や能力に
欠けているのではなく、希望が持てない
ことが最も深刻なのではないかと
思ったからでした。
スネップについても、
自分で自分の希望をつくれるように
なることが、もっとも大事な対策なのだ
と思います。それがスネップを生み出さない
事前の重要な予防対策だと思います。
その意味でもキャリア教育というのは
スネップ対策としても大切になると
思います。希望学で学んだことはキャリア
教育にも役に立つと信じています。
そのエッセンスは『希望のつくり方』
という本に書きました。