よく知らなかったことを
おしえてもらったり、
知ることになったとき、
「たいへん勉強になりました」
のひとことで
締めくくられることも
多いように思う。
そんなとき、
本当に勉強したの?
などと思ったりもした。
現在、
知らなかったことを
おしえてもらったり、
知ることになるのは
とても多い。
そんなときの感覚は
「とても勉強になりました」
ではない。
正確にいえば
「とても不安になりました」
だ。
なぜかといえば、
本当に考えていなかったことや
知りもしなかったことに対しては
勉強などしようもなく、
ただただ知らなかったことに
いったいそれはなんなのだろう、
こんなことで大丈夫だろうか、
と思うだけだからだ。
でも、そんな不安がなければ、
もっとしんどかったり、
ときにはおそろしいことすら
待っていたかもしれない。
以前は「不安」はどちらかというと
ネガティブなものだった。
最近は不安になるのは、
もしかしたらいいんじゃないか、
ありがたいんじゃないか、
などとちょっと思ったりもする。
まあ、それも多少
余裕があれば、だけどね。