主客

「主客」:「凡そ国民たる者は一人の身にして二箇条の勤(つとめ)あり。その一の勤は、政府の下に立つ一人の民たる所にてこれを論ず、即ち客の積りなり。その二の勤は、国中の人民申合せて一国と名づくる会社を結び、社の法を立てゝこれを施し行うことなり、すなわち主人の積りなり」
(福澤諭吉『学問のすゝめ:第7編』明治7年)