破壊

買ってきたばかりの
グランデサイズのホットコーヒーを
机に置き、続いて背負っていた
バッグを下ろそうとした瞬間、
カップに接触。
一滴も飲まずにすべてをこぼす。
これ以上、情けないことはあろうか。

実をいうと、同じことが7月に2回。
暑さのせいではないと思う。

研究室に空しく漂うコーヒーの微かな匂い。