佐渡

藻谷浩介さんからのご案内を転送します。

10周年、おめでとうございます。
尾畑さん、平島さん、藻谷さん、
関係者のみなさんの熱意と尽力に
心よりの敬意をささげます。

絶滅から復活した、5百羽もの野生のトキが舞う、日本の美を箱庭に詰めたような小天地・佐渡島。
「日本一夕日の美しい小学校」の旧校舎が、酒造りの学校「学校蔵」になって11年目。
毎年6月に開催の「学校蔵の特別授業」が、今年ついに10周年を迎えました。

今年の期日は6月15日(土)13:40-16:40。テーマは昨年同様「佐渡から考える島国ニッポンの未来」。
開催場所は、新潟県佐渡市 西三川1871の「学校蔵」(旧西三川小学校)
今年は、3人の講師が三つ巴のように、2対2のセッションを3回繰り広げるという、稀に見る構成です!

特別講師:
玄田有史さん(東京大学 社会科学研究所教授)
ウスビ・サコさん(京都精華大学 全学研究機構長)
藻谷浩介 (日本総合研究所主席研究員)

昨年ご登壇の養老先生同様、玄田さんとサコさんも、いわゆる「秀才」ではなく、「天才」に属する人です。(注:玄田は天才に属する人ではありません(本人談))
「天才ってどんな人?」と興味のある方。そのクセと伸びを体験しに、ぜひに佐渡島までいらしてください!

募集人数: 70名(予定)
参加費: 無料 (ただし佐渡島まで来ていただかねばなりません)

《授業スケジュール(予定)》
13:20   受付開始
13:40~14:25 1時間目「限界集落の限界」 藻谷×玄田さん
14:30~15:10 2時間目「関係人口の正体」 ウスビさん×玄田さん
15:20~16:00 3時間目「島国根性のススメ」 藻谷×ウスビさん
16:05~16:40 4時間目 生徒総会
* 授業内容や時間配分は変更になることがございます。
* 当日リアルタイムでのオンライン配信は致しません。後日、編集版をアップ致します。

参加申し込みは以下のサイトから:
https://www.obata-shuzo.com/home/gakkogura/gg_school_form2024.asp
追って、事務局より参加の可否についてのメールをお送りいたします。
お申し込みは5月31日(土)まで (毎々藻谷の手間取りで、日数がなく申し訳ございません)

なお佐渡島へは、上越新幹線終点の新潟から高速船とフェリーが出ています。。島内の足はバスでOKです。
一度は行きたいこの、小さいようで広大な島に、ぜひこの機会に足を運んでみられてはいかがでしょうか!?

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【参加条件】
このイベントは、佐渡の米と水を活かす蔵元・尾畑酒造と、島内有志の地域貢献事業です。
そのため、ご参加費は無料です。ただし現地までの旅費や飲食費は各自のご負担になります。
またご参加の皆さまは「生徒」さんですので、積極的なご参加や交流をお願いいたします!

・場所は学校蔵(新潟県佐渡市西三川1871)で行います。現地集合、現地解散です。
・特別授業の様子は写真撮影や録画をさせて頂き、後日YouTubeでのアップや、記事、
プロモーションなどで使用することがございます。予めご了承頂きますようお願い致します。
・当日は取材が入ることがありますので、ご協力をお願いいたします。
・参加者による録画、録音は禁止させて頂きます(写真は大丈夫です)。

参加申し込みは以下のサイトから:
https://www.obata-shuzo.com/home/gakkogura/gg_school_form2024.asp
追って、事務局より参加の可否についてのメールをお送りいたします。
お申し込みは5月31日(土)まで (毎々藻谷の手間取りで、日数がなく申し訳ございません)

【テーマ解説】
2024年のテーマは、前年に引き続き『佐渡から考える島国ニッポンの未来』です。
実はこのテーマは2014年から続く特別授業の大テーマです。佐渡は自然・文化・歴史に多様性があり、
“日本の縮図”と言われていますが、同時に、日本の課題が詰まっているという意味でも“日本の縮図”です。
しかし、課題先進地・佐渡島は、見方を変えれば課題解決機会がたくさん詰まっている“課題解決先進地”
に成りえます。この島で、何かのヒントが得られれば、大きな島国・ニッポンの未来に役立つかもしれない。
そう考えたのが、このテーマの始まりでした。その後、毎年サブテーマを掲げながら実施してきた
「学校蔵の特別授業」。今年も、基本の大テーマに立ち返り、佐渡から島国ニッポンの未来を考えます。
サブテーマは、各セッション表題の「限界集落の限界」「関係人口の正体」「島国根性のススメ」です!

●主催者代表 尾畑留美子より
こんにちは!「学校蔵の特別授業」を担当する、学級委員長の尾畑留美子です。
学校蔵とは「日本で一番夕日がきれいな小学校」と謳われながら少子化のため2010年に廃校になった
小学校を、同じ町内にある「真野鶴」醸造元・尾畑酒造が2014年に酒蔵として再生させた場所です。
ここで2014年以来、毎年6月に一日限りの白熱授業として開催しているのが「学校蔵の特別授業」です。
学校という場を活かした授業スタイルのワークショップ。佐渡の高校生、地元の農家の方、行政の方、新潟や
東京から多様なバックグラウンドを持った人たちが集まって一緒に考えることから化学反応が生まれます。
それが面白くて毎年ワクワクしながら続けてきましたが、いやはや、気が付いたら10周年を迎えることとなりました。
スタートする際から、せっかくやるなら10年は続けたいと思っていましたが、実際にその年を迎えるとなると
感慨もひとしおです。改めて講師の皆様、ご参加の皆様、そして支えて下さる皆様に感謝致します。
記念すべき10周年もはりきって参ります!ぜひご応募お待ちしております!!

生物

最近、
風呂に入るたびに
足裏のマッサージというか
ツボ探しをするのが日課になっている。

すると両裏ともに必ずどこかに
痛いところがみつかる。さらに
面白いのは、毎回痛い箇所が微妙に
違っているところだ。

つくづくナマモノだと思う。
毎日が同じわけがない。

協調

ここ何年間か、
労働組合やその関係の方々との
研究会に参加する機会があった。

それぞれ将来について危機意識を
もっていて、さらにその解決は簡単
ではない印象を持った。と同時に、
その課題は、組合固有のものもあるには
あるだろうが、根本に横たわっている
ものは組合に限らず、社会全体を覆う
ものであるようにも感じた。具体的には
リーダーとなり手がいない、やるだけの
時間がない、みんなの意識が一つにならない
等など。

それともう一つ印象的だったのは、
労働組合の実践にかかわってきた人たちの
多くが、これからも組合活動の基本として
これまで培ってきた労使協調は大事にしなければ
ならないということについて、揺るぎのない確信と
信念を持っていたことだ。

雇用のシステムや働き方などに大幅な見直しが迫られるなか、
労使がともに信頼できるパートナーとなって
協調して課題に対処していくべきだと、多くが
考えていた。それは組合だけでなく、経営でも
共通するのではないか。労使の対立を前提としている
米国とは大きく違っている。

ただ、労使協調が今後も大事だとしても、そのあり方
はたえず再構築が必要になるだろう。長期経済不況や雇用過剰の
なかでの労使協調と、高齢人口減少社会や人手不足のなかでの
労使協調は、取り組み方や取り組む課題は当然違ってくるはずだ。

女性を含むリーダーの不在や、組合活動を行う時間がないことが
課題であって、それが長期的には企業経営にとってもマイナスに
なるとすれば、企業も積極的に課題解決に協力していくべきだ。
具体的には、組合活動を女性のキャリア形成として積極的に応援
したり、必要であれば、就業時間中の組合活動を認めることも
多いに検討すべきだろう。労使の狭間にあって疲弊している
中間管理職の処遇改善も、労使で協調して取り組むべき重要課題だ。

なにかと不和や対立ばかりが広がるなか、日本で固有に培ってきた
職場における協調という独自のあり方にさらなる進化が期待される。