どこも

今日の銭湯は
菖蒲の湯。
夕方も
男の子たちで
にぎやかだ。

小学生らしき
少年が
湯舟につかりながら
「銭湯はいいねえ」
と通ぶっている。

調子に乗って
「この富士山の絵が
もっと大きければねえ」
との仰せ。

今日はこどもの日。

第2回希望学セミナー本日

第2回の希望学セミナーは以下の通り開催が決まりました。
報告は『希望の思想―プラグマティズム入門』著者の大賀祐樹先生です。
希望学に関心のある方の参加をお待ちしております。

日時:4月7日(木)午後5時〜7時 場所:東京大学社会科学研究所赤門総合研究棟5階センター会議室 報告:大賀祐樹 題目:「希望の思想〜プラグマティズムについて」

予約不要ですので、
お気軽にご参加ください。

2009年

ふたたび
http://www.nippon.com/ja/column/g00348/
にある
図を見ていただくと、
「正社員」を含む記事が
突出して増えた年次があります。

それは2009年です。

2009年はリーマンショックの翌年で
お正月には日比谷公園での
日雇い派遣村が
話題になった年でした。

その年には「正社員」を含む記事が
年間1749件にものぼり、
「非正社員」に関する記事も
405件となっていました。

平均すれば一日に一件は
非正社員という言葉が
登場するようになったのは
後にも先にもこの年だけです。

ただ、この2009年を境に
非正社員という言葉が広まって
いったのは事実です。

同時に、
小倉一哉さんも指摘を借りれば
「言葉としての
「正社員」がマスコミに
普及してから、
まだ10年くらいしか経っていないのだ」
というのは、本当にそのとおりだと
思います。

 

 

メディアへの登場

このように
「正社員」
という言葉は
1980年代頃から
政府の統計などには
使われるようになってきます。

ただ、
だからといって
それですぐに世間一般に
その言葉が広がったかというと
そうではありませんでした。

http://www.nippon.com/ja/column/g00348/

に載せた最初の図には
1984年以降、朝日新聞に
「正社員」という言葉を含んだ記事が
年間何件くらい掲載されてきたかを
示したものです。

ここから80年代後半でも
正社員を含む記事は
年間100件にも満たないことが
わかります。

その後90年代になると
次第に記事は増えていくのですが
367件と、
平均1日1件程度掲載される
ようになったのは、
2001年が初めてでした。

「正社員」そして「非正社員」
という言葉が広く社会問題として
知られるようになったのは、
21世紀になってからだと
いってもいいでしょう。

90年代、私は大学院生でしたが
非正規雇用問題という言葉に出会った
記憶がありません。あったとすれば、
パートタイム労働問題であったり、
格差も正規・非正規よりは、
男女間とか、大企業と中小企業の
企業規模間の格差のほうが
より注目を集めていたように
おぼえています。