田んぼの真ん中、はぐれ雲

富山県で
四半世紀に
わたって
合宿型の
若者自立支援を
続けている
「はぐれ雲」
のお話が
本になりました。

私もちょっとだけ書いています。

http://www.amazon.co.jp/%E7%94%B0%E3%82%93%E3%81%BC%E3%81%AE%E7%9C%9F%E3%82%93%E4%B8%AD%E3%80%81%E3%81%AF%E3%81%90%E3%82%8C%E9%9B%B2-%E8%87%AA%E7%AB%8B%E3%81%99%E3%82%8B%E8%8B%A5%E8%80%85%E3%81%9F%E3%81%A1-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%A9%95%E8%AB%96%E7%A4%BE%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8/dp/4535586705/ref=sr_1_3?ie=UTF8&qid=1418354985&sr=8-3&keywords=%E3%81%AF%E3%81%90%E3%82%8C%E9%9B%B2

 

きっかけ

出かけるために
靴を履こうとしたら
黒い靴下の片方に
小さく穴が開いていた。

靴を脱ぐ可能性
の高い仕事だったこともあり
急いで履き替える。
穴あきは捨てた。

履き替えた靴下で
靴を履こうとした。

そしたらその靴下にも
穴が小さく開いていた。

 

今日の妄想

帰りの電車に乗っていると
快晴と乾燥のせいだろう
年に何度あるかというくらいの
美しい夕日の富士山
だった。

ただ車内を見渡すかぎり
夕日の車窓に目をやっている人は
誰ひとりいなかった。

スマートフォンのほうが
たぶん面白いのだろう。

そのとき
電車に一人の少女が乗ってきた。
電車が動き出してほどなくすると
彼女は富士山を静かにずっと
眺めていた。そのとき
彼女の眼からひと筋の涙が
こぼれ落ちた。

と、
小説ではなるのだろうね。
でもそんなことはなかった。

 

 

兄弟船

このあいだ
あるところで
懇親会に出ていたら
女の子から大和田獏に
似ている、
「バクちゃん」と
言われた。

テレビつけたら
バクちゃんは
かなり悪い犯人に
なっていた。

バクちゃんと呼ばれた
翌日
別の場所でまた
懇親会に出ていたら
お姐さまたちから
大和田伸也に
似ている
といわれた。

2日連続で
大和田兄弟。