報道では、会社が解雇をしたり、期間満了で雇用契約したりして、雇用を減らそうとする「雇い止め」という言葉が頻繁に使われている。同時に一方で、感染のリスクなどをおそれた労働者自身が働くことを断念し、統計用語でいうところの「非労働力人口」(15歳以上人口のうち、就業者と完全失業者以外の人々)の増えたことこそが、むしろ今回の感染拡大の特徴と、ここでも再三述べてきた。
その状況は、企業による「雇い止め」というよりは、労働者本人による「働き止め」のほうがより正確と思われる。ただし働き止めという視点は、今もまったく共有されていない。
ちなみに2015年4月から2020年3月までの非労働力人口(季節調整値)の推移に基づき、働き止めを試算すると、その数は緊急事態宣言が出た20年4月には129万人に達した。その後、働き止めの数は徐々に減少してきたが、最新の20年12月でも59万人が依然となり、4月時点の46%が残っている計算になる。
気になるのは、高齢者の働き止めが、12月の感染の大幅かつ急速な拡大に沿うかたちで、増えていることだ。65歳以上の非労働力人口は、2702万人(原数値)と、20年4月以来の2700万人台となった。年金などの不足を、賃金収入を補っていたのが、感染のおそれから仕事を断念せざるを得ないとすると、生活が立ち行かなくなる高齢者も増えてくる。
もう少し「働き止め」をせざるを得ない人々にも目を向けてもいいと思うのだが、どうなのだろうか。
カテゴリー : 玄田日記
珈琲
ときに
紅茶ばかりを
飲んでいたりするが
考えてみると
最近は
コーヒーを
飲むことが多くなっている
気がする。
いつもブラックなのだが
今日は
カフェラテを
ごちそうしてもらって
久しぶりに飲んだら
美味しかった。
湯割
寒い日が続きます。
芋焼酎の湯割りが
沁みます。
ひとり打ち上げ。
文章
今日は
日曜だったが
ご依頼いただいた
文章をいろいろ書いて
一日過ごす。
梅花
梅の花が
段々咲き始めた。
なんとも言えない
鮮やかな梅色だ。
まだ寒い季節に
ひっそりだが
しっかりと花をつけ、
さあこれから春なんだよと
勇気づけてくれる。
桜ほどの自己主張はないが、
でもその小ぶりだが
確かな姿やいで立ちは
自分の日ごろ世話になっているなかに
梅のような人がいることを
思い起こさせてくれたりする。
子どもの頃、
保育園と幼稚園の
両方に通ったが、
幼稚園では最初
梅組だった。
梅組なんて
いまもあるのだろうか。