イソップだったと思うんだけど

  One for all, All for one.
 みんなが一人のために、一人がみんなのために
 確か三銃士かなんかの言葉だけど
 もっぱらラグビーで有名。なんといっても 
 ドラマでしょう。知る人ぞ、知る、たしか 
 その名はイソップ。
 でも最近感じるのは、どっちかというと
  One for Some, Some for one.
 
  誰かがひとりのために、ひとりも誰かのために。
 こっちがリアルな気がするんだけれど。

赤アカあか

 今日、歩いていたら、
 ものすごい数のトンボに
 出会った。指を伸ばしたけど
 とまらなかった。
  稲刈りのみなさん、
 お達者で、お仕事ください。

生きておる

 九州方面に在住の方々、台風
 お見舞い申し上げます。
 小さい頃、台風が来ると
 よく停電になった。
 
 連休だけど、何もしない。
 火曜に河合蘭さんにはじめて
 お目にかかるので「未妊」(NHK生活人新書)
 を読み直す。とても良い本だと改めて思う。
 同僚の中村尚史さんの仕事である
 「中内功 回想録」(流通科学大学)も
 すばらしい。ただ「生きておる」という
 戦争中の話しは改めて印象的だった。
 両方とも、希望を捨てることではじめて
 得られるものがある、というはなしがあって
 何か感じるところがあった。

東大社研DP_J-153

東京大学社会科学研究所
ディスカッションペーパーシリーズJ-153
「若年無業の再検討」(玄田有史, 2006年9月)
 
http://jww.iss.u-tokyo.ac.jp/publishments/dp/dpj/
要約
本論文は就業構造基本調査の個票データを用いて、若年無業の決定要因を実証分析した。学生と有配偶を除いた15~34歳の無業者を、求職活動をしている求職型、就業希望を表明しながら求職活動をしていない非求職型、就職希望を表明していない非希望型に類型化し、それぞれの決定要因を多項ロジットモデルによって分析した。その結果、年長、女性、低学歴、長期失業といった、就業に伴う期待収益率が低いグループほど、就業を断念する傾向は強いことが確認された。さらに単身世帯と母子世帯を除く無業者に限定すると、高所得世帯に属する若年無業ほど非希望型になりやすいことも発見された。ただし、非求職型ならびに非希望型に占める低所得世帯の割合は増えつつあり、高所得世帯ほど非希望型になりやすいという所得効果が弱まる傾向も観察された。