選ばない幸せ

 ラジオの良さは「選択」の
 必要がないことだ。
 もちろんどの局を聴くか
 選ぶことは選ぶのだけれど
 だいたい平素聴く局は
 決まっているので、
 選択ということもない。
 
 昨年くらいから、家で朝
 から昼に聴いているのは
 いつもだいたい同じ局だ。
 聴くとはなしに聴いていて
 突然、おおっという局が流れたり
 すると、一日、なんだか良い日
 の気がする。ドゥービー・ブラザース
 の曲が突然流れるのは、とても
 うれしい。
 今日はさっきなんとなく聞いていたら
 いきなりピストルズとユーリズミクスが
 流れた。この時間、ウルフマン・ジャック
 ショーが好きだったのだが、この春で
 終わってしまったので残念に思っていた
 のだ。さすが、インターなんとか。

もしかしたら初

  地下鉄の車内でうつらうつら
  していたら、なんかかゆい。
  はっと起きてみると、しっかり
  蚊が腕にとまってチュウチュウ
  していた。
  発作的にたたいたら、赤いのが
  ぴちっとなった。後々かゆい箇所
  が三箇所になった。
  それにしても
  地下鉄で蚊に刺されたことが
  これまであっただろうかと
  思う。

カップ

 そういえば、去年の今頃は
 『希望のつくり方』を書いていた。
 ワールドカップがやっていた。
 今年も、ワールドカップが
 やってきた。
 書き始めたとき、
 ゴールは遠い
 と思った。
 
 でも、ゴールは
 足を動かしている限り
 いつかたどり着く。
 たとえ歩いてでも。
 おっと、
 今日は
 詩人モードか。
 いかん、いかせんべい。
 

いえないよ。

 今日の研究会で、
 みんなが、
 ずいぶん
 簿冊、簿冊という
 ものだから、
 なんだ
 うすい冊子って、
 スクラップブックみたいなものか 
 と言った。
 そしたら、
 みんなから
 薄冊じゃないよ
 簿冊だよ
 といわれた。
 
 薄と簿。
 みえないよ。