危機対応学

ながらく
ラヂオ
留守にしていました。

そのあいだ、
東京大学社会科学研究所の
新しい全所的プロジェクト
「危機対応学」
の準備などをしていました。

このたび
下記のとおり、
危機対応学のホームページが開設されました。
http://web.iss.u-tokyo.ac.jp/crisis/

危機対応学は

どのような社会状況において、人は危機を意識し、行動するのか。
危機が迫っているという認識が、人々の日常にいかに影響するのか。
現代社会を包む不安や焦りに立ち向かう術を、
危機対応学によって、社会科学していきます。をテーマに研究所を挙げて
考えていきます。

ホームページでは
原則毎月
危機対応にまつわる所員によるエッセイが
掲載されます。

第一回は
ケネス・盛・マッケルウェインさんによる
「データで見る憲法典の緊急事態条項」
です。
http://web.iss.u-tokyo.ac.jp/crisis/essay/post.html

時機に適った実に興味深く重要な
内容となっています。
ぜひともご一読ください。

危機対応学にご期待ください。

玄田 有史

どこも

今日の銭湯は
菖蒲の湯。
夕方も
男の子たちで
にぎやかだ。

小学生らしき
少年が
湯舟につかりながら
「銭湯はいいねえ」
と通ぶっている。

調子に乗って
「この富士山の絵が
もっと大きければねえ」
との仰せ。

今日はこどもの日。

第2回希望学セミナー本日

第2回の希望学セミナーは以下の通り開催が決まりました。
報告は『希望の思想―プラグマティズム入門』著者の大賀祐樹先生です。
希望学に関心のある方の参加をお待ちしております。

日時:4月7日(木)午後5時〜7時 場所:東京大学社会科学研究所赤門総合研究棟5階センター会議室 報告:大賀祐樹 題目:「希望の思想〜プラグマティズムについて」

予約不要ですので、
お気軽にご参加ください。

2009年

ふたたび
http://www.nippon.com/ja/column/g00348/
にある
図を見ていただくと、
「正社員」を含む記事が
突出して増えた年次があります。

それは2009年です。

2009年はリーマンショックの翌年で
お正月には日比谷公園での
日雇い派遣村が
話題になった年でした。

その年には「正社員」を含む記事が
年間1749件にものぼり、
「非正社員」に関する記事も
405件となっていました。

平均すれば一日に一件は
非正社員という言葉が
登場するようになったのは
後にも先にもこの年だけです。

ただ、この2009年を境に
非正社員という言葉が広まって
いったのは事実です。

同時に、
小倉一哉さんも指摘を借りれば
「言葉としての
「正社員」がマスコミに
普及してから、
まだ10年くらいしか経っていないのだ」
というのは、本当にそのとおりだと
思います。