増補改訂 14歳からの仕事道

 よりみちパン!セのシリーズが
 復刊刊行されている。
 http://www.eastpress.co.jp/srh_book.php?cat=18
 今月『14歳の仕事道』も復刊し、 
 今日、その本が届いた。
 この本は、最初2004年に書いたものだ。 
 それが新たに刊行されることになり、
 この夏ひさしぶりに読み直してみた。
 今とあんまり考えてることが変わらないなあ
 と思ったりする。一方で、2005年に始まった
 希望学の前だったので、そのときには知らな
 かったこともいくつかある。
 そんなこともあって、今回、あとがきの 
 文章を加えたり(「本当の「終わり」に)、
 少し本文を書き直したりして、増補改訂版
 ということで再登場することになった。
 仕事道のおかげで、いろいろな人に出会う
 ことができた。新しい仕事道が、また何か
 が始まるきっかけになってくれれば、それは
 とてもうれしい。
 

銭湯日和

 銭湯に行ったら
 着替え部屋の長いすに
 おじさんが
 腰に手ぬぐいだけをかけて
 裸で寝ていた。
 ちょっと心配になり
 声をかける。
 「おじさん、だいじょうぶ?」
 すると、おじさん
 するっと、目を覚まし
 
 「うおうっっ」
 とこたえる。
 まぎらわしい。
 風呂は、紀州の柑橘「邪払」
 の湯。いい香りだった。

19時@青山通り。

  昨日、ある会議に参加。
  終わってから場所を移して
  懇親会ということになり、
  何台かに分かれてタクシーで
  移動。
  ところが、事務局の方が、なかなか 
  来ない。なんと、タクシーを降りて
  から懇親会場に移動する間に
  財布を落としたらしい。必死に探しに
  道に戻ったようだ。
 
  しかし、しばらく経っても戻ってこない。
  まだ財布はみつからないようだ。
  仕方なく、その人抜きに呑み始めるが
  なんとなく喉に小さなトゲが刺さった
  ような感じだ。
  そろそろみんなあきらめかけて、完全に
  話題も変わった頃、事務局の別の人が
  「財布がみつかったようです!」という
  アナウンス。一斉に拍手が起こる。
  どうやら、道を歩いていた人が、
  交番に届けてくれたらしい。本人の
  弁だと、中身も無事だったようだ。
  世の中、まだまだ捨てたもんじゃない。
  

無縁社会

 この間、地下鉄で
 カバンごと、ドアに挟まれかけた。
 
 何度か、扉が小さく開け閉めされて
 乗車になった。乗った直後、録音の
 音声で「駆け込み乗車は危険ですから
 おやめください」の放送が、案の定、
 流れた。
 誓っていうが、駆け込み乗車はしていない。
 歩いていたのだ。そして十分間に合う
 タイミングで、ドアが急に閉まった。
 釈然としない。
 最近、乗り物に縁がない。