隣接

このたびの
待機のなかでの
発見の一つ。

近所の少し
高台で
あまり人のいないところから
東京タワーと
スカイツリーが
ほとんど1センチの
距離感で
寄り添ってみえる場所が
あった。

密でも疎でもない
遠くて近い関係。

按配

先日、
漢方の本を
読んでいたら
水分の摂りすぎは
体を冷やすし、
いろいろなものも溜まって
体調によくないと
書かれていて
妙に納得していた。

一方、
日に日に
暑くなってきて
熱中症にならないよう
水分をしっかり補給しましょう
と言われ始め、
そりゃそうだ
と思う。

そんなとき、
前から、
バランスを取りましょう
という決めゼリフが
なんだか賢すぎるようで
どうにも好きになれないことを
あらためて思い返す。

それが簡単にできたら
世話ないよ
とも思う。

できればいい加減に、
なんとかいい按配で、
(簡単じゃないんだけどね)
くらいのほうがずっと好きだ。

これからの
制限と緩和についても
きっとそうなのだろう。

内定

リーマンショックが
直撃した
2008年度の卒業生では
大学卒等を中心に
2100名以上の
内定取り消しが発生した。

それに対し
非公式な数字ではあるが
5月の連休明けの時点で
厚生労働省が把握している
取り消し数は
100名に満たない状況のようだ。

3月に事態が急変したために
取り消しに至っていないことも
考えられるが、
東日本大震災が影響した
2010年度卒の内定取り消しが
400名以上に及んだのに比べれば
やはり取り消しは
今のところは少ない。

ただそれでも内定が取り消された
卒業生もいるので支援は欠かせない。
新卒応援ハローワークのなかには
未だ業務を縮小していたり
電話相談の対応が中心の
ところもあるようだ。
きめ細かい早期の対応が望まれる。

あわせて気になるのは、
取り消しではないものの、
入職時期の繰り下げが行われ、
待機の状態で不安のままの新卒が
把握できているだけでも
500名以上に及んでいることだ。
繰り下げがその後の取り消しや解雇に
つながらないよう、細心の注意と対応が
こちらも必要だろう。

禁句

非常事態宣言以来、
個人的に
使うのはやめよう
と思っている
言葉がある。

「早く」

あっ、
使ってしまった。

開発

昨日、
TBSラジオの
久米宏さんの番組を
聴いていたら
昨年8月に放送された
尾身茂さんのインタビュー録音を
再放送していた。

そのなかで尾身さんは
感染症は
忘れた頃にまた必ずやってくるし、
かつこれからも減ることはない、
と既に断言されていた。

減らない理由としては、
人間が増えたこと、
人の移動が頻繁になったこと、
開発で野生動物と人間の距離が縮まったこと、
そして温暖化
を挙げていらした。