2020年12月の労働市場(2)

今月も
先月までと同様
産業別の就業者数の動向について
過去7年の平均との比較を行ってみた。

その結果、
過去7年平均に比べて
もっとも減少幅が大きかったのは
卸売・小売業の16万人減。
10、11月と回復気味だったのが
再び大幅な減少となった。
次いで減少が大きいのは
やはり飲食・宿泊サービス業の12万人減。

複合サービス業なども含めて
対消費者向けサービスを中心にする業種に
感染の影響は集中しつつある。
製造業や医療・福祉など
就業者数の多い産業は、
ほぼ感染の影響を脱しつつある。

そろそろ雇用維持政策も
全方位的な対応を
見直す準備を始める
べきときではないか。