ご質問に答えて。

コメントをいただいた方、どうもありがとう 
ございました。
ラヂオなので、リクエストやご意見は、何は
ともあれ、とてもありがたいものです。
これから、いただいたご意見には
できるだけ、お答えしていくつもりです。
まず、テレビへの出演について。今でも
原則としては、テレビには出ない方針は
変わりません。テレビに出ることで良い
ことは、研究者としては基本的に何も
ないと思います。
でも、いろいろと状況の
変化もあって、次のようなときには
出演を考えています。
1)自分のなかにテレビでどうしても伝えないと
  いけないと思うことがあること
2)製作サイドが信頼できること
3)一般的な内容へのコメンテータではないこと
4)本務の一つであること
5)その他
です。
だから、中学生の一週間の職業体験、ジョブ・カフェ、
自立塾など、その意義を広く知ってもらいたいと思って
出演したことは、あります。
 
それから、希望学について。希望学では
希望や夢を持ちましょうとか、
希望がないのはけしからんとか、
そんなことは目指していません。
 
だから希望を持っている人が幸福感が強かったとしても
それで希望を持つことは必要ですといった主張をするの
ではなく、だとすれば
希望を持つことが、どのような個人の行動や社会との関係
の変化を生み、それによって個人の充足感や効用がどのように
変わり得るのかを、事実として明らかにしたいのです。
希望学がめざすのは、希望の信念ではなく、希望についての
事実なのです。
今までもそうですし、今でも
『若者よ、希望を持て』
といったことはないと思います。
希望学について話すと、まだまだ硬いですね。
もっとわかりやすいものになるように、努力しまーす。