政治家用語

 「有機的」
 「連携」
 「立ち上げ」
 「しっかりと」
 「取り組む」
 先日、福井県に希望学の面々とおじゃました。
 知事をはじめ、県庁の方々とお昼をご一緒した。
 そのなかで、最近の政治家の発言に頻出する
 言葉として、上記の例などが挙げられた。いいかえれば
 これらを使えば、今の政治家っぽい発言が誰でも
 できるということだ。
 「立ち上げ」は、コンピュータが登場するまで使われなかった
 言葉だとか、いろいろ話しをしながら、いったいこれらは
 何を意味してるんだろうねえ、たとえば英語ではどう訳すのか
 ねえ、なんてことになった。
 「たとえば「取り組む」なんて英語でなんていうんだろうねえ?」
 そのとき、社研の同僚で、英語が少しだけ得意な(!)
 トム・ブラックウッドにみんなの視線が集まった。
 「取り組む」の英語?
 トムは3秒の沈黙の後、つぶやいた。
 「Do」
 Simple is the best.