不本意ながら仕事を失った人にとってすれば
何より新しい仕事の確保が重要になる。
ハローワークなど、ドンドン利用すべきだろう。
ハローワークも雇用保険の加入にかかわらず
誰でも無料で利用できる。そこではパソコンを使って
求人情報がみられる(インターネットからも利用可能)。
パソコンが苦手な人には個別に対面で相談にも乗ってくれる。
またもっときめ細かく仕事や働き方について相談に
乗ってほしい場合には、現在全国で77箇所ある(島根だけない)
「地域若者サポートステーション(サポステ)」を利用する手もある。
http://www.ys-station.jp/saposute/index.html
現在、おおむね35歳程度までが対象なのだが、
中高年がたずねていっても追いかえされたりは
しない。行政もこの際、年齢の上限を解除することを
決めてはどうか。
ある県の若者相談窓口をのぞいたときのことだ。
そこに就職を決め、無事「卒業」していった若者による
寄せ書きがあった。そこに多く記されていたのは
「あきらめないで」という言葉だった。
あきらめないためには、あきらめないですむための
方法を知らなければならない。
それにしても気になるのは、それらの現在ある取り組みが
どのくらい知られているのか、ということだ。
今年春に私自身が行った調査によると、独身の非正社員の
うち、ほとんどはハローワークの存在を知っていた。それに
対して、昨日書いた総合労働相談コーナーの存在を知っていた
のは10パーセント程度、サポステにいたっては、7パーセントにも
満たなかった。
知らなければ利用のしようもない。
まずは困っている人たちに知ってもらうことではないか。
いよいよ明日26日朝8時30分、11月の完全失業率が
発表になる。