経済セミナー

 3月に湯浅誠さんと対談。
 その内容が、今発売中の
 『経済セミナー』(2009年6・7月号)
 に掲載されている。
 http://www.nippyo.co.jp/
 湯浅さんとはそのとき初対面。
 年度末で、大量な派遣雇い止めへの
 対応に奔走されていたときだけに
 相当エネルギッシュな方なんだろうな 
 と想像していた。
 でも実際お目にかかってみるち
 とても飄々としていて自然体で
 いらっしゃった。
 
 政治学を大学院でずっと勉強されて
 きた方をお招きして、経済学に関心を
 持つ読者の雑誌で対談ということで
 どうなるのかな、と内心思ったが、
 個人的にはとても面白い経験になった。
 経済学に限らず、労働問題に関心のある
 方には、ぜひ読んでいただければと
 思う。
 
 そういえば『仕事のなかの曖昧な不安』
 のアイディアを最初に掲載させてもらったのも
 経セミだった。発行元の日本評論社さんでは
 昨年、『法律時報』という雑誌に、格差問題に
 ついて書かせていただいたりもした。
 『経済セミナー』は大学や大学院で
 経済学に目覚めた学生が最も手に取る
 日本語の数少ない、そして信頼できる 
 雑誌だと思う。不況の影響などもあって
 今年度から毎月発売から隔月発売に
 なっている。今後とも続いてほしいと
 願っている。