そして帰る。

 関西方面に新幹線で行くときの
  愉しみの一つは、京都で東寺の
 五重塔を見ることだ。昼でも夜でも
 雨でも晴れでも、こんな美しい姿は
 あるだろうかと、いつも思う。
 今日は朝時間があったので、久々に 
 歩いていってみる。東寺には、昭和5年の
 火事で被災した黒こげの四天王像がある。
 火事によって国宝指定を解除された。でも
 この仏像には美しさを超えた、なんともいえない
 凄みがある。
 今までもみたことがあったかもしれないけれど
 今回ものすごく心が揺さぶられた。
 今回はおもいがけず白樺派の芸術展に出くわしたり、
 久々に英語で同志社でしゃべったり、久々に学会で
 コメントをしたり、ロッキングオンの清志郎特集号を
 探して歩き回ったり(思いがけない本屋さんにあった!)
 と、なかなかの京都小旅行だった。
 新幹線ホームにて。