チャリ

  今、ニューヨークにいる。
 コーネル大学に来ている。
 お世話になったみなさん、
 どうもありがとう。楽しかったです。
 テレビでワールドシリーズ
 をさっきまで観ていたけれど
 一番心が揺さぶられたのは 
 フィリーズのマニュエル監督が、
 涙声でインタビューに、でもつとめて
 冷静に言葉を選んで応えていたこと。
 すばらしかった。
 チャーリー、あんたは素敵だ。この中継、
 日本では多分、観られなかった光景。
 
 カープが好きだけれど、近鉄とヤクルトの
 あなたも好きだった。ヒルトンも好きだった。
 当時、まったく融通の利かない感じだった
 あなたは、今や機微に通じた名監督だ。
 フィリーズの選手は、野球に長けていたと
 思う。
 パブでみていた松井は、もちろん、輝いてみえた。
 最後のマウンドで集まったとき、55番の背中って
 こんなに大きかったっけ?と思った。解き放たれた
 のだろう。ジータの後姿にみた〇〇にも、同じ感動
 を覚えた。スポーツって、なんなんだろう。
 
 それにしても、ただ、昭和50年カープ初優勝の2番で
 その後、名監督でもあった、三村さんのご逝去の一報は、
 ただひたすら悲しかった。
 カープも、必ず復活する。きっと。