10年程前、ポジティブアクションと
呼ばれた雇用均等もしくは男女共同参画
に関連した政策にかかわったりしていた。
そこで「個性は性を超える」というフレーズに
出会ったことがある。今から20年以上前に、
男女雇用機会均等のエッセンスを伝えるために
つくられたコピー。とてもよく出来ていると
思う。
6月は雇用均等月間ということで毎年ポスターが
作られ、普及活動が続けられてきた。「個性は性
を超える」というコピーを含んだポスターは、
東京の三田にある女性と仕事の未来館にある。
しかし、その未来館の運営を含む女性と仕事
総合支援事業が、仕分け作業のなかで廃止と
決まったことはまったく報道されていない。
廃止にも異議を感じるが、それがまったく報道
されないことにも違和を感じる。
「男らしさ、女らしさも大事だが、その人らしさ
が一番大事」。そんな当たり前の認識が、やっと
少しずつ広がりかけてきた矢先の廃止だ。このまま
では流れは、元の閉塞的かつ極端な状況に逆行を
始めるだろうし、ブレーキが効かなくなるかも
しれない。そらおそろしさを感じる。
そんな危機感から署名活動が始まっている。
http://www.shomei.tv/project-1552.html
同様な懸念をお感じの方に署名のご検討をお願いしたいと
思う。