SNEP (22)

 アウトリーチを含め
 社会から孤立した状態にある人たちの
 自立に向けた支援には
 具体的に何が必要なのでしょうか。
 ニートの研究を2004年に始めて以来
 NPOや自治体などで若者自立支援の活動に
 携わっている方たちに多く知り合うことが
 出来ました。
 ニートから8年、今、自立支援の現場が
 どのような展開や発展を見せているかを
 改めて考えたいと思っています。さらには
 新しく浮かび挙がった課題などを共有する
 ことも大事だと思います。
 スネップは、若者だけに限らず、40代や
 50代にも広がっていることもお話しました。
 一般に、自立支援は若く早い段階でかかわる
 ことが効果的だと言われてきたと思います。
 それが年齢もやや高くなったスネップに対して
 支援するには、何が必要であるのでしょうか。
 ぜひとも、全国でニート、ひきこもり、さらには 
 実際にスネップに該当する方々を支援されている
 みなさんからお話を聞かせていただければと
 思います。
 これも以前に言いましたが、データからしか語れない
 ことと、データからは語れないことの両方があると
 思います。効果的なアウトリーチや自立支援の
 姿は、現場の声に耳を澄ますことが何より大事だと
 思っています。
 ひさしぶりに支援現場の方にお会いしたりする
 ことも、新しくスネップの研究を始めたいと思った
 大きな理由の一つです。