作者と作品

作者と作品は、
作成過程では
一体不可分な
ものだ。
けれど
完成し
公表された後では
作者と作品は
それぞれ独立の
存在だと考えるほうが
よいように思う。
仕事も同じで、
働いている人が
どうであるかということと
その人の仕事が
どうであるかということは
まったく別のものだと
考えるべきだと思う。
そのあたりが未だに
渾然一体となっている
ことに、生きづらさや
働きづらさの一端が
あるように思うが
どうだろうか。
作者が処罰される
可能性がある場合
作品まで処罰されなければ
ならないということの
説得的な理由があるとすれば
一度聞いてみたいものだと
思う。