賃金の「上方」硬直性

現下で
最大の
労働問題とは
中小企業などで
圧倒的な人手不足
(労働市場の超過需要)に
かかわらず
なぜ実質賃金が上昇しないか
という問題の
解明にある。

ちょうど
ケインズ経済学の課題が
圧倒的な人手余剰
(労働市場の超過供給)に
かかわらず
なぜ実質賃金が下方硬直的なのか
だったことと(短期的に物価一定のもとで)
すぐれて対局にある状況だ。

人手不足にもかかわらず
賃金が上がらない理由を
解明すれば
たいへんな学術的貢献に
なると思うが
若手の経済学者のみなさん
いかがだろうか。

その実証研究に成功すれば
すぐれて独創的な日本からの
発信になるはずだ。