様子

ふだん
なにかものを
依頼したり
指示をしたり
するときには、
相手の様子を
うかがいながら
慎重に行うものだと
思います。

ただそれが
オンラインを通じて
となると
少し様子が違うかもしれません。
直接頼むときとは異なり、
相手の微妙な表情の変化などの
反応や感触がつかみにくいことも
あります。

その場合、特に拒否反応は
なかったと勝手に思い込んで
しまう結果、
指示や依頼が過剰になってしまっている
ということがあるように思います。

入社以来、在宅での
勤務や研究を続けている新入社員など
課題が多すぎたとしても
それに対し「できません」「無理です」
とは言いにくいことから
一杯いっぱいになっている人も
いるかもしれない。

大学でも
オンラインの授業が一般化して
いますが、先生もやや張り切りすぎると、
課題や宿題がついつい多めになりがちです。
特に教員同士で調整がなされていないと、
それぞれが好きなだけ課題などを出すこと
になってしまうため、
受講している学生はたまったものでは
ありません。

新入社員や大学生は
まだよく知らない人事、上司、先生などに
できないことはできない
とはっきりいうことや
なぜできないのかを
説明しようとすることが
大切になります。

それらはむずかしいこと
かもしれませんが、
もしかしたら、
それが一番大切な
研修や教育なのかも
しれません。

あわせて指導する立場にある人は
自分勝手にならないよう、
相互にチェックしたり、
オンラインの先からの意見に
よく耳をすますことが
これまでにもまして求められているように
思います。

と、いいながら
自分がちゃんとできているかと
いえば、
自信はありませぬ。