今日、
とある用事があって
目白の学習院大学に
うかがった。
学習院は
はじめて就職した大学で
10年お世話になった。
すると
1992年に就職したときに
研究室のあった
東1号館がすべて解体されていた。
すき間から除くと
がれきもいくつか見られた。
看板には新東1号館が
建設予定だという。
そこは
研究棟というよりは
小さいマンションというか
アパートのようなちょっと
不思議な建物だった。
研究室にベランダって
他に見たことがない。
『希望のつくり方』
にも書いた、
就職1年目に授業の仕方で
悩んでいたとき、
談話室で出前のタンメンを
食べていた隣室の大石先生から
「3つ」の教えを聞いたのも
この建物だった。
かたちある
記憶の断片は
確実に消えていく。
あらためて
感じた。