19時@青山通り。

  昨日、ある会議に参加。
  終わってから場所を移して
  懇親会ということになり、
  何台かに分かれてタクシーで
  移動。
  ところが、事務局の方が、なかなか 
  来ない。なんと、タクシーを降りて
  から懇親会場に移動する間に
  財布を落としたらしい。必死に探しに
  道に戻ったようだ。
 
  しかし、しばらく経っても戻ってこない。
  まだ財布はみつからないようだ。
  仕方なく、その人抜きに呑み始めるが
  なんとなく喉に小さなトゲが刺さった
  ような感じだ。
  そろそろみんなあきらめかけて、完全に
  話題も変わった頃、事務局の別の人が
  「財布がみつかったようです!」という
  アナウンス。一斉に拍手が起こる。
  どうやら、道を歩いていた人が、
  交番に届けてくれたらしい。本人の
  弁だと、中身も無事だったようだ。
  世の中、まだまだ捨てたもんじゃない。
  

無縁社会

 この間、地下鉄で
 カバンごと、ドアに挟まれかけた。
 
 何度か、扉が小さく開け閉めされて
 乗車になった。乗った直後、録音の
 音声で「駆け込み乗車は危険ですから
 おやめください」の放送が、案の定、
 流れた。
 誓っていうが、駆け込み乗車はしていない。
 歩いていたのだ。そして十分間に合う
 タイミングで、ドアが急に閉まった。
 釈然としない。
 最近、乗り物に縁がない。
 

月光仮面

 久々に近所の川沿いを
 軽くジョギング。
 秋の気配が気持ちいい。
 すると、そのとき。
 「そのままーっ」
 後ろから突然どなり声。
 無意識に体を反らす。
 今度は
 「あぶないーっ」
 すんでのところで、
 ぶつかりそうになる。
 
 ツール・ド・フランスに
 出るかのような、
 なんというのか知らないが
 いかにも高そうなスポーツ
 自転車だった。
 サングラスの中年男性は
 そのまま何も言わずに
 通り過ぎていった。
 サングラス越しに
 ガン見しながら。
 川沿いの道は歩道である。
 自転車がスピードを楽しむ
 ための道ではない。スピード 
 を出したいのなら、車道を
 命がけで楽しめばいい。
 
 どうしても歩道を通るなら
 歩行者に十分注意して
 徐行すべきだろう。
 こんなことが続けば
 せっかくの自転車ブームも
 終わってしまう。
 残念だ。

こなから

 小椋佳さんのエッセイを
 読んだ。それではじめて
 「こなから」の意味を知る。
 こなからとは、小半と書く。
 小半とは、半分の半分。
 お酒1升に対して、
 二合半が、こなからの
 ことだ。
 毎晩の晩酌には
 こなからくらいがいい。
 
 こなからは、
 ちょうどよい加減
 のことをいう。
 
 こなから、こなから。
 たしかに二合はすこし
 もの足りない。