子どもの学び支援

 東日本大震災 子どもの学び支援ポータルサイトが
 文部科学省のホームページに開設されています。
 http://manabishien.mext.go.jp/about/
 「東日本大震災・子どもの学び支援ポータルサイト」について
 被災地域で現在どのような支援を必要としているのかを
 各地方公共団体や教育委員会等を通じて掲載していただくとともに、
 支援をご検討いただいている地方公共団体・教育委員会・学校・企業・NPO等が
 どのような支援を提供することができるのかについてご登録いただくことにより、
 被災地域での支援が円滑に行われることを目指し、作成したものです。
 被災地域では、児童・生徒等を含む多くの被災者が過酷な避難生活を
 余儀なくされており、あらゆる支援を必要としています。特に、児童・生徒等には
 通常の生活支援や心のケアのみではなく、学習状況に遅れがでること等により、
 将来に支障をきたさないようにすることも必要です。
 被災地域への支援を積極的にご検討いただきますとともに、その際には
 当サイトを是非ご活用いただければと思います。

白樺

 土、日曜に釜石と大槌に行ってきた。
 あまりに多くのことを感じて、まだ整理中。
 避難所に、市外の高校の合唱部が慰問に
 来る。「北国の春」の合唱に、みんなが涙を
 流したという。
 「北国の春」は歌えない。でも歌を歌うくらいに
 届くものはないのかを考える。
 みんなが、できるだけのことをやっている。
 問題は一人ひとりの希望と地域としての希望を
 いかにすりあわせできるかに、かかっている
 ように思う。

電話

 お知り合いでご心配の方がいらっしゃいましたら
 「こんなものがあるみたいだよ」とお伝えください。
 
 一般社団法人 日本いのちの電話連盟は、
 電話を通して人々の悩みを聴き心の支えに
 なっていこうという活動を行うボランティア団体の全国組織であり、
 日本自殺予防学会と国際自殺予防学会(IASP)と連携して
 自殺予防のために活動しています。
 いのちの電話は
 •半数のいのちの電話では24時間対応しています
 •名前は告げる必要はありません
 •相談内容の秘密は、必ず守ります
 •お互いの宗教や主張は尊重します
 •相談は無料です
 •金銭的な援助はできません
 •電話相談にあたるのは、定められた養成課程を
  修了し相談員としての認定を受けたボランティアです
 ○
『東日本大震災「いのちの電話」フリーダイヤル事業』
電 話 番 号:0120-556-189 (こころ いちばん やさしく)
発信地域限定 ・・・ 岩手県:宮城県:福島県:茨城県のみ受付
         (固定電話、公衆電話、携帯電話通話可能)
期間・時間限定 ・・ 3月28日(月)~4月9日 8時~22時
主     催 ・・・ 一般社団法人日本いのちの電話連盟
http://www.find-j.jp/

  前歯のうち、右側の一本は
 差し歯だ。中学一年のとき、
 ふざけて自転車の荷台を止める 
 ロープが跳ね返って口にあたり
 砕けた。自業自得である。
  たまにその差し歯がポロっと
 取れる夢をみる。アチャーと思い
 起きてみてまだ付いていることを
 知り、安堵する。
 
  昨日もポロリの夢をみた。場所は
 南のどこか、シンポジウムか何かに
 参加している。最終日は、パネル
 ディスカッションか何かで、テーマは
 支援について「期待すること」「残念なこと」。
 
  開催直前に差し歯が取れて、なぜかそれを
 ホテルに置いておくためにタクシーに乗った。
 何のために戻らないといけないんだろうと
 自分で自分を不思議に思ったところで
 目が覚めた。
 
 

いかに折り合いをつけるか。

 これから復興の具体的策が本格化する。
 現在のところ、復興は、被災地の現状回復
 ではなく、新しい場所への移動を前提とした
 新生活の再建が安全かつ効率的という意見が
 すこしずつ大勢を占めつつあるように感じる。
 私も一時的な移住に賛成する部分もある。まずは
 将来に向かって動き出すために、一時の休息
 をとり、心と体を休めるためには、安息できる 
 場所に移動することも大事だろう。その場合、
 孤立することなく、ある程度、近しい人たちと
 移ることができれば尚さら望ましい。
 ただ、釜石をはじめ、被災者の多くは、やはり
 生まれ育ったふるさとをなんとかふたたび 
 元気にしたいということを、生きる支えもしくは
 希望としていることを、無視してはならない。
 彼らはけっして永久に移住することを望んではいない。
 無論、どうがんばっても、元のとおりにはならない
 ことは、みんなが一番わかっている。だからこそ、
 本当の意味でも「ふるさと」のアイデンティティを
 いかに残せるかを、みんな模索しているのだ。
 釜石の友人と電話で話した。「今、こちらから
 できることはないか」とたずねたところ、
 「知恵を貸してほしい」といわれた。その言葉の
 意味は重い。
 
 移住と再建という、難しい二つの選択のあいだに、
 いかに折り合いをつけていくことができるのか。
 被災の状況によってそれぞれにあった折り合いの
 つけ方があるのだろう。それでも正解などないの
 かもしれない。しかし何らかの決断もしなければ
 ならない。
 
 いったい、自分に何ができるのか。
 ここでも考える。