泥酔

酔っ払いを
辞書で引くと、
ひどく酒に酔った人、
よいどれ、
などと出てくる。

よいどれなんて、
響きがなつかしい。
酔いどれ天使。

でも、酔っ払いは
酒飲みばかりでもない気が
するが、どうなんだろう。

自分は大丈夫だと
それでも信じて疑わない人。

雰囲気や流れに酔うこともある。


何故

4月以降、
なんでこのように
なっているのだろうと、
考えたり、悩むことも多い。

そのなかで、実は
特例のため、
ということも
あったりして、
そうだったの!?
と思ったりする。

それはそれで
苦悩と妥協の産物
なのだとも思う。

お客さん、
抜け道ありますけど、
どうします?

巡回

今日は年に一回の
産業医の先生による
職場巡回の日。
随行させていただく。

所内のあらゆる箇所を
確認することになる。
初めて見る場所もあれば
何十年ぶりに見る場所も。

いろいろな発見があった。

否定

100人から意見をもらい、
もし99人から肯定的な評価を
いただけたとすれば、
それはこの上なく
うれしいことだ。

しかしながら、
残りのたった1人の意見が
理不尽で強く否定的なものであったとき、
むしろそちらのほうが心に残ってしまう
のは、なぜだろう。

おそらくそんな研究も
あるのではないかと思うが、
それはなにがしかの生存本能のような
ものとかかわりがあるのではないか。

ひとりであれ、
相手を傷づけることが目的の
致命的な効果を狙っている
攻撃的な行為に対しては、おおげさではなく
命の危険を感じ、心も身構えることになる。
それが、少なくとも危険が去るまでは、
気になって残る、ということなのではないか。

否定に対しては
気にするな、
というアドバイスもある。

反対に、
気にしていいんだよ、だって生存本能なんだから
と言われたほうが、
かえって程よく緊張できてラクだということも
あるのではないか。






合理

子どもの頃、
野球のバッティングでは
「アッパースイングはいけません」
と言われてきた。
打撃の神様、川上哲治は
「ダウンスイングをしましょう」
と繰り返し言ってきた。

それが今は、
大谷翔平である。
典型的なアッパースイングで
現在のところ
ホームランを驚異的に量産している。

かつて
ピッチングで
直球(ストレート)が主流だった時代には
アッパースイングは空振りの確率が高かった。
直球には水平なスイング、
バッターの意識としてはダウンスイングで
ボールに向き合うのが
たしかにもっとも合理的だった。

今はメジャーリーグも日本のプロ野球も
ツーシームにしろ、スライダーにしろ、カットボールにしろ、
要は、落ちるボールが主流の時代になっている。

だとすれば、落ちるボールに対して
もっとも高い確率で芯に当てられるのは、
アッパースイングということになる。

合理性も時代によって変わるのだ。