元気に!

 昨日は玄田ラヂオでもおなじみの井村君と若手の支援者が中心となって
 行われた『若者を孤立させない!ミライにつながる若者を世代を超えて
 支えるために』というフォーラムに勉強しに、大阪に行ってきました。主催の
 A’ワーク創造館ならびに若者の人間力を高める国民運動の関係者の
 みなさん、貴重な機会をありがとうございました。
  いろいろな支援策がかつてに比べて進みはじめていますが、社会的
 困難を抱えて孤立している若者がまだまだたくさんいます。そこで生活
 保護世帯を対象にケースーカーの方たちと連携しながら、取り組みを
 始めている事例とか、とても参考になりました。むずかしいけれども、
 手ごたえがあるときには「乾いた大地に水がしみこんでいくような」
 やりがいがあるというベルベットボイス石井君(当日は本人曰く
 ややしゃがれ気味の声) の言葉は印象的でした。
 さらに今回は、はぐれの川又さん、タメ塾の工藤さん、はじめ塾の和田さん
 という三傑の話しを一挙に聴けたのは、本当によかったです。それぞれ
 個別にはいろいろといつもお世話になっているのですが、改めて三人と
 そのスタッフの「娘探しに来た」野本さん、ベルベット石井さん、
 「考える人」福守さんの話は短い時間でしたが、いろいろなことが凝縮されていて、
 支援にかかわっているいろんな人に聞かせてあげたいなあと何度も思いました。
  司会の井村君が三人に共通して、
  働いていくために必要だとう思う三つの条件をたずねていました
  (和田さんには、社会に出るための三つの条件でした)。
 1.無遅刻・無欠勤(できるだけ)
 2.挨拶が出来る
 3.素直である
 4.無駄話が出来る
 5.まっいいか、と思える
 6.失敗は取り戻せると思える
 7.考えすぎない
 8.人の提案に乗れる
 9.ただ働きが出来る(といい)
 とても楽しい一日でした。
 井村君、本当にありがとう。
 そしておつかれさまでした。
 昨日のひとこと:
 『とにかく元気になっちまおうぜ!』
 ついでに、先週のひとこと:
 『約束は守らなきゃだめだ。だから約束はしちゃだめだ。』
 なんか今日の文章は、むかしいた井上記者のような
 感じだな。

支離滅裂な真実の本

 
 川喜多(喬)さんの
 『仕事と組織の寓話集―フクロウの智恵―』
 を読む。
 そのなかには、以前、労政時報に 
 連載されていた「こだわり人事のすすめ」「続・こだわり
 人事のすすめ」も掲載されていて、当時、社会経済生産性
 本部でゼミをしていたとき、この話をネタに会社の若手人事
 の人たちと飲んでいた楽しかった当時を思い出す。
 読んだ印象は、働く無常、というところか。働く過剰より
 良いタイトルか。平家物語か。
 作者曰く、「この著は真面目に現場で働いている人への
 応援歌である。そうは読めないと怒り狂う人は多かろうとも。」
 それにしても、この本、普通に手に入るのだろうか。
 発行所、近代労働研究会。どこか怪しいネーミング(すんません)。
 でも、ほんとうに読むとどっかヘンに元気が出るのは、まちがいない
 本です。真面目に人事のことを考えたい人は絶対に読むといいと
 思いますけど。
 
 一応、購入先の問い合わせと値段です。
 発行所:近代労働研究会
 〒206-0034 多摩市鶴牧3-13-7-104
 電話:042(311)5853
 ファックス:042(311)5854
 定価:1890円
 送料:290円