ここでは政治的なことを
あえて書かないようにしてきた。
けれども、今日はそのルールを
自分で破る。
これから復興にむけて途方もない
費用と労力、そして忍耐を必要と
するだろう。
それを賄うためには、国民全体で
必要な財政を持続的に担保する
ことが不可欠になる。
具体的には消費税率のアップである。
そのためには政治的な大連立を
小異を捨てて実現し、国民に負担の
必要を説明し、税率改正を進めなければ
ならない。
これまで多くが必要を感じながら実現
できなかった財政再建の道のりをつけるのは
今しかない。このタイミングを逃せば
もう取り返しがつかない。
実現すれば、多くの亡くなった方々の
尊い犠牲のおかげで、日本はみずから
国の危機を乗り越えることができたのだという
歴史が永遠に刻まれることになる。
反対に実現できなければ、多くの方々の犠牲は
永遠に報われないことにある。
政治決断のときだ。
今は、それどころではないだろうが
そう遅くないうちに決断の瞬間がくる。
時間はそれほど残されていない。
2011年3月15日
ルール
どうしようもないほど
過酷な状況を実体験している人に
後からやってきた人が
「〇〇すればよかったのに」
などと軽々しく、わけ知り顔で
語ってはいけない。
最低限のルール。