冬の怪談

 バスのなかで
 パチン、パチンという音が
 したので
 なにかと覗いてみたら
 ずっと爪切りで爪を切っている
 にいさんがいた。
 ぞぞ。

12月20日、重松さんとの対談@青山

 再来週の火曜、12月20日に
 青山にある青山ブックセンターで
 夕方7時(開場6時半)より
 重松清さんと対談をすることに
 なりました。
 
 重松さんとは、以前、
 『教育とは何だ』という本で
 はじめてお目にかかり、
 その後『ニート』でいろいろ 
 お世話になったり、そして今度は
 9月に釜石でご一緒するなど
 不思議なご縁があります。
 このたび、はじめて公開の対談と
 いうことになりました。
 『よりみちパン!セ』の復刊
 記念イベントの一つだそうです。
 
 http://www.eastpress.co.jp/panse/
 みなさんのお越しをお待ちしています、
 と担当の坂本さんから言われました
 のでお伝えします。
 というか、ぜひよかったら
 お越しください。事前登録が必要なようなので
 詳しくはブックセンターのHPをみてください。
  詳細は
 http://www.aoyamabc.co.jp/event/shigematsu-genda-talks/
 にあります。

その瞬間。

 歳を取ったなあ、と思う瞬間。
 むかしちょっと憧れていた
 女優さんが、お祖母さん役で
 出ているのをみたとき。
 でも、きれいな女優さんは
 老け役でも、若いときとは
 別の意味できれいな気がする。
 以前、加藤治子さんを偶然
 おみかけしたとき、あまりの
 お美しさにびっくりした。

右よりな話

 のぼりの東海道新幹線。
 冬の快晴。人生で二度目の
 アレをみようと車内で突如
 決心する。
 地図をみると、たぶん掛川
 から静岡のあいだのどこか 
 だろう。
 
 右側の席に移る。いわゆる
 海側の席である。
 すると、アレは突然表れた。
 しかも、予想以上の大きさで。
 以前みたときは、偶然だった
 ので、もっと瞬間的で小さい
 ものだったような気がしたの 
 だが、今回は心していたためか
 実は一分弱くらい見ることが
 できたように思う。
 場所は、静岡駅の手前の 
 安倍川のさらに少し手前だ。
 のぼりの新幹線の「右側」の席から
 富士山が綺麗にみえるところが
 ある。
 ケータイを持っていれば写真に 
 撮っているのだろうが、幸いな
 ことに持っていない。じっくり
 拝むことができた。
 後で新富士あたりをとおりかかった 
 とき、左側の席から富士山を撮影
 している人たちがいた。