冬よ、さらば

 夜、寝ようとして
 押し入れから布団を
 出そうとした。
 
 そのとき、なにかが 
 こぼれ落ち、左足の
 親指を直撃した。
 激痛が走る。
 冬に活躍した
 湯たんぽだった。
 あまりに痛さに
 泣き笑いした。

春なのに。

  4月になってインターFMの
  バラカンモーニングが終わって
  なんとなく、まだ調子が出ない。
  ひさしぶりのカラオケ。
  酔った勢いで、飛行機で聴いた
  ケツメイシのサクラを選ぶ。
  ラップの部分が全然わからず
  適当に歌っていたら、あっさり
  「演奏解除」にされた。