受入拒否

下記の活動について
ご案内と協力のお願いがありました。

https://readyfor.jp/projects/hinatabokkosendai

ご関心の方は
ぜひともご検討ください。

福祉施設から受け入れを拒否されてしまう方々を受け入れる施設を運営し続けたい!

はじめまして!私はNPO法人全国コミュニティライフサポートセンター(CLC)の高橋正佳と申します。私が担当しております「国見・千代田のより処ひな たぼっこ」は、高齢でも障がいがあってもだれもが自分らしく暮らし続けられるよう、自由なつどい場の確保をはじめ、介護・子育て支援、健康づくりなどの講 座運営、高齢者や障がいがある方の見守りを兼ねた弁当宅配等に取り組んでいます。

2009年12月のオープン以来、5年あまりに継続してきました。ひなたぼっこを運営するCLCのは乏しい自主財源をやり繰りして、少しでも長く続けようと奮闘しています。

しかし市からの委託金終了で現在閉鎖の危機に瀕しています。住民が共に支え合う場をこれからも続ける為に、ご支援をお願い致します。

 

パリ

10 年近く
呑んでいた
家での
焼酎グラスが
思わず
割れて
しまいました。

この上ない
喪失感。

ありがとござんす。

誤解

今朝、
雇用問題にまつわる
とある研究会に参加した。

そして実は自分が
完全に誤解していたと
思ったことがあった。

私は最近の労働問題のうち
最も重要なことは、
人手不足が続いているにも
かかわらず、なぜ実質賃金
(消費者物価に対する名目給料)
がいつまでも増えないのか
だと思っていた。

労働経済学の教科書を
みると、
失業が多く、
人手余剰のときでも
賃金は下がらないことがある
ということがよく書かれている。
ケインズの指摘した
「不況期における賃金の下方硬直性」
の問題だ。

今、起こっているのは
「好況期における賃金の上方硬直性」
なのだ。

人手が足りないのならば、
人を雇うことで利潤の拡大を目論む
企業は、賃金を上げてでも人手を
確保しようとするはず。
なぜそうならないのか。

問題は「人手不足」ではなかった。
重要なのは「人材不足」の深刻化
だったのだ。

どこか別のところや、別の会社に
会社が必要とする人がいるのであれば、
その人たちを惹き付けるためにより高い
求人賃金を提示する。また会社のなかに
必要とする人がいるが、人手不足で
引き抜きのおそれがあるときには、
賃金を上げることで、なんとか会社に
とどまってもらおうとする。

いずれも人手不足の前提は、会社に
必要な人材は「必ず存在」するという
ことだ。そのときには、いずれ賃金は
増えていくだろう。

しかし「人材不足」はそれとはまったく
事情が異なる。会社は特定の仕事を
やってくれる人を必要としているのだが、
そんな人材が社内外のどこを探してもいない。
それが人材不足、もっといえば人材枯渇、
さらには人材消失とでもいえる。

人材枯渇であれば、どんなに賃金を上げようにも
そもそも人がいないのだから、人が集まるはずが
ない。また社内にも人材やその候補者はいないと
会社が思えば、その人たちのために高い賃金を
払うことはない。だから賃金が上がることはないのだ。

そこには人を雇おうと思っても人材は求職してこない、
人を育てようとしても人材は育っていかないという、
一種の諦めが、企業にはある。
労働者の側にも、努力して然るべき人材になっても
採用されない、人材になるための育成機会も
得られないという諦めがある。

だとすれば
人材枯渇にもかかわらず
賃金が上がるとすれば
それはどのような状況なのだろうか。
働く人が独立・上昇志向を持って、人生の
ステップアップを繰り返しながら、転職や独立を
続けることで得られる熟練(skill)を磨き
それによって賃金を上げていく。また
会社も人材がいないとなれば、自分たちの手で
熟練を身につけた人材を丁寧に育てていく。
これらはともに高度成長期の時代に実際に
日本のなかで起こったことだった。

しかしそれらはいずれも同時に、21世紀以降、
急速に日本社会のなかで弱くなっていったことでもある。
そしてそれを取り戻すには、まちがいなく
とてつもない時間がかかる。だからすぐには
賃金は上がらない。目先で若干上がることはあっても
賃金の順調な上昇基調は簡単には取り戻せない。

賃金が上がらないのは、一時的な人手不足のせいではない。
賃金が上がらないのは、持続的な人材不足のせいなのだ。
その問題は、きわめて深刻だ。

No Music, No Life.

というコピーがあったが、
今本当に大事なことは

No Skill, No Wage.

なのだ。

 

やさしさ

明日から
日本経済新聞の
「やさしい経済学」
というコーナーで
連載です。

内容は
希望学の
10年間で
知ったことです。

10回連載。

連載の題名は
新聞社の付けたもので
「希望の役割」
だそうです。