二食で秋刀魚(さんま)を
五尾いただく。
黒ラベルと赤霧島湯割り。
発見
今回の旅行中、自分に思いがけず
一つの「趣味」があることに気づいた。
国内でも、国外でも、そうなのだけれど
旅先で、地元のラジオを聴くのが、好きなのだ。
全然、ダイアルもわからないので、適当に
周波数を合わせているうちに、ピタっと合った
瞬間が嬉しい。これも、いつも時計代わりに
携帯ラジオを持っているからだ。
懐かしい音楽、知らない音楽、意味のわからない
広告、多少はわかる広告、妙にハイテンションな
ローカル局のナビゲータなど、なんだかとても
不思議で面白いのだ。
時間があれば、ぶらぶらと目的もなく歩き回るのが
好きだけれど、そのときも、よくラジオを聴いている。
今まで、趣味を訊かれて、案外真剣に困っていたが
これって、きっと趣味なんじゃないだろうか。ごくたまに
だけどね。
@オックスフォード
13年ぶりにオックスフォードに着。
当時、一番好きな場所だった
port meadowをぶらぶら
歩く。そこでふと考えたこと。
(1)不当な労働条件の変更に
対して判例を積み重ねること
(不当にどれだけ訴えることが
できるか、現状日本を変えるのは
判例、総合労働相談コーナーの重要性)
(2)非正規を中心に組織化の
新しい流れをつくること
(正規が従業員代表ということを
どれだけ真剣に考えるか、圭介さんの
影響、非正規のためでなく、正規のためにも
代表とは何か、審議会に非正規の代表も)
(3)将来起こりえるトラブルに
対応できるような学校教育を
中学時点で行うこと
(深刻なトラブルから自分を守る
ために、専門家しかわからないことは
チカラをもたない、キャリア教育の原点
回帰など)
そんなことを、意味もなく
なぜか、
思ったりしました。
夜、オックスフォードのみなさん、どうも
ありがとうございました。自分の記憶の
なかで、多くで右と左が反対なことを、
なんだか不思議に思いました。
意外なほど天気の良いこちら。
今、イギリスに来ている。
数えてみると、13年ぶり。
イギリスの日本研究協会(BJAS)
にお誘いいただいて、シェフィールド大学
で講演する。
若者、仕事、希望をキーワードに話をする。
関係者のみなさんのおかげで、楽しいし、
学ぶところが多い。希望学についても
いろいろな意見をいただく。
イギリスでは希望をhopeよりも
aspirationという言葉で表現することが
多いようだけれど、希望の話をして
希望には、scenario(シナリオ)
そしてsolidarity(結束・連帯)が重要
ではないかといったコメントなどをもらう。
それらは、日本の希望学でも、物語や
人と人とのつながりとして議論してきた
ことで、とても通じるところがあることに
驚き、そして面白かった。
たまに外国にいくのも、勉強になるね。
読者の皆さん、おめでとうございます。
まったく本当にありがたいことである。
4月から7月にかけて毎月刊行してきた
希望学全4巻が、すべて増刷になったという
連絡を、東大出版会からいただいた。
この不況のなか、もっともきびしい業界の
一つが出版業界。そのなかで、ただでさえ
むずかしい、シリーズもの、その上で学際もの
ということに、あえて挑んでいただいた
東京大学出版会に、とても感謝している。
無論、売れるということは、一つの評価基準に
すぎない。でも、今後、希望学のような挑戦的な
企画が続くためには、とても嬉しいことであるのは
まちがいないと思う。よかった。
かつて、ヤクルトの若松勉監督が、優勝の際発した名言
「ファンのみなさん、おめでとうございます」
当初、感激した監督の言い間違いという説もあったが、
そうではないと思う。希望学を応援していただいたみなさん、
おめでとうございます!