突然ですが、今日(5日)の朝日新聞の
土曜綴じ込み企画「be」の『読み解く』
というコーナーに、ゲンダ初の男女モノに
ついての文章を書きました。このコーナー
には昨年末からほぼ月一のペースで連載して
いるのです。
記事にも書きましたが、斎藤美奈子さんの
『モノは言いよう』(平凡社)に刺激されて
書きました。おもしろいです。ぜひ読んでみて
ください。
後、連載ということでは、『中央公論』の
「時評」というコーナーで一年の連載が
はじまっています。就業や労働の問題に
かぎらず、生活面全体ということで、
これまでは、教育や10代の性のこと
など、取り上げました。ちなみに
来週発売予定の今月号(4月号)の
テーマは、スピーチ。スピーチの
シーズンということなので。キーワードは
結結結結です。
それから『14歳の仕事道』、多くの
方からご意見などお寄せいただき、
ありがとうございます。概ねみなさん
から好評のようでちょっとうれしいです。
まあ、不評の場合には意見は届かない
ですが。ただ、仕事道の本が本屋さんでは
見つかりにくいそうなので、もしおたずねの
場合は「理論社の寄り道パンセのシリーズ
にある14歳のシゴトミチ」とおたずねください。
それから今月の25日に、なんと曖昧本の
文庫版が中公文庫から出ます。初の文庫で
こちらもちょっとうれしいです。森永卓郎
さんに解説をいただき、私も「その後の曖昧本」
という長い文庫版のあとがきを書きました。
よかったら読んでみてください。
今回は、ちょっと宣伝みたいになりました。
これからは近々の講演情報などもできるだけ
お伝えします。ちなみに明日日曜は横浜で
斎藤環さんと対談、それから立川で男女共同の
講演です。はったらきもの。
玄田 有史
別れは馴染みのあの店で
一年にだいたい何度か、胃が痛くなって
動けなくなるときがあります。
今年は火曜、水曜とダウンしてました。
原因はもちろん飲みすぎ。
ただ、今回は先週、先々週と講演での
全国ツアーだったので(先週は月曜に
大阪、水曜に松江、木曜に大阪、金曜に
広島、土曜は岐阜...)と、少々お疲れ
モードもあったのかなあ、と。
ダウンする前日の月曜、学習院時代の仲間4人で
飲んでいたのですが、今朝、どうやら
その全員が翌日から体調に異変を生じていた
ことが発覚!今回はただの飲みすぎではなく、
軽い食あたりみたいなのだ。
思い返せば、料理もなんか中途半端だったし、
入店した瞬間から、あんまり店員さんの感じも
よくなかった。お店の名前は、言いませんけど、
失敗だったなあ。初めて行った店なんだけど
ボクが幹事だったので、責任、感じてます。
みなさん、これから送別会の時期ですが
大事なお別れ会は、なじみのある安心した
お店にしましょうね。
あっー、
また洋楽80sカラオケ大会がやりたい。
誰か幹事やってくんないかなあ。
あるご質問から
私は仕事が長続きしない28歳、女性です。
私は先生のおっしゃることから勇気をもらう一方で、
落ち込んだりもしています。
そこで質問なのですが、先生はご自分が東大のご出身でなくても、
有名な大学に行っていなくても、
今のようなご自分があったと思いますか?
私は先生の大ファンです。しかし一方で、
先生は人が羨む地位や学歴をお持ちなので、
「先生は人生の勝者」で、自分に自信があるから、
本や講演にある内容を主張できるのかな?とも思ってしまいます。
先生はどう思いますか?
○
たしかに「東大」は私にとって有利な道具になっている
と思います。たとえば、「東大の先生で難しい
ことを言うのかと思ったけど、わかりやすかった」
などは、東大というのが効いていると思います。
ただ、東大でなければ、今のようなことをして
いないかといえば、そんなことはないと思います。
それはそれでやり方もあると思います。それに
やはり東大ということで、いろいろな仕事の
制約や限界もあるんです。「東大の先生なんかに
わかるはずがない」とか「それこそ恵まれてる人間
には、わからない」と思われると、それ以上、
私には返す言葉もありませんし。
ちなみに、私は自分の職業や学歴のことで
自分が人生の勝者であると思ったことは一度も
ありません。もしそう思ったとしたら、その
瞬間に、それこそ人生の敗者なのではない
でしょうか。
ただ、大事なのは「カン違い」しないことだと
思います。
ご質問ありがとうございました。また
送ってください。
玄田 有史
今後は
ラヂオには、「ゲンダがヤッタ」および
「ゲンダのヨテイ」のコーナーも
準備してもらう予定です。
最近、自分が何をしている(いた)のか、
どこにいくのか(いったのか)、
わからないときがあり、ちょっと
ピンチなのです。つまり、自分のためです。
たとえば、先週の11日にはフジテレビの
朝の番組「特ダネ!」に出演予定だったのですが、
とりやめになりました。ニートの出演者が
確保できなかったようです。今年はやっぱり
できるだけテレビに出ないようにしようっと。
思い出した言葉
「朝ちゃんと起きれるようなニートはニートじゃない」
(by 工藤啓)
こんにちは、玄田有史です。
こんにちは、玄田有史です。
これから、気の向くままに、最近
感じたり、思ったりしたことを、
このページでお話することになりました。
ちなみにこのページのタイトルの
「玄田ラジオ」です。ボク自身、
ラジオが好きで、できればラジオでぼそぼそ
話すような何かができればいいな、
と思ったことが
始まりです。
長野智子さんという昔、フジテレビのアナウンサーで、
今はフリー・キャスターをされている方にお会いし、
ご自身もラジオが好きだとおっしゃっていました。
ラジオ、特にAMラジオというのは
「惑うことができるメディア」と
表現されていたのが、印象的でした。
玄田ラジオもそんな、結論もなく、
取り立てて何かを主張するわけでもなく、
ほどほどのやる気と、ほどほどのだらしなさで
私とこのページを読んでいただく方と、
一緒に惑えるような場所になれば
楽しいと思っています。
ラジオですから、リスナーからの投稿や
ご意見も歓迎です。
ときにはリスナープレゼントでもするか。
2月14日には、理論社という児童書で
有名な出版社から
『14歳からの仕事道(しごとみち)』
という本を出します。
なんかどっかできいたことのあるような
タイトルでしょ。
誰だ、またどこかからのパクリでしょう、
って言っている
やつは?! まあ、もちろん、
いろんなことがヒントになって
このタイトルになっているのは事実ですけど。
この本の帯も、やはり基本的には私自身が
考えたものです。
本のコンセプトは
「キャリアという言葉が一度も出てこないけれど
これが本当のキャリア教育の本」
でした。本のメッセージは
「ちゃんといいかげんに生きる!」です。
意味わからない?
へへへ、買ってくださーい。1260円です。
とまあ、そんなわけで、たまには宣伝も
かねて近況報告なんかもしていきますので、
みなさんもご意見などお寄せください。
では、どうぞよろしくお願いします。
玄田 有史