昨日の朝日新聞。
https://www.asahi.com/articles/DA3S14717655.html
ありがたいことです。
開通してまもない
つくばエクスプレスに乗って
沿線の中学校でお話ししたのは
10年以上前になります。
20年前に
「大学の先生はいくらもらってるの?なんで?」
をはじめ、自分の職業人生にとって
大切な率直な投げかけを多くの10代の若者から
もらった気がします。
2020年10月の労働市場(3)
あまり報道などでは注目されていないように思うが、感染拡大後、自営業の動向に注目してきた。というのも、総務省「労働力調査」5月以降、自営業主数が少なくとも2019年平均を上回る状況が続いてきたのだ。長期的に自営業は、まさに右肩下がりの減少を続けていたのが、ここに来て反転の兆しがみられていたのだ。
それが、感染とどのように関係しているのかは、正確にはわからない。雇われて働くのが難しくなり、個人請負のようなかたちで臨時緊急的に働いているのか。オンラインで受注を受けることが広がり、それに見合った自営業の仕事が増えたのか。以前取り上げたように、労働政策研究・研修機構が今年緊急で行った調査でも、感染拡大後も収入は減っていないと答えるフリーランスは、思いのほか、多い状況もみられる。
それが10月になって、5月以降ではじめて前年平均を割り込んだ。原数値ではあるが、自営業主は9月の540万人から523万人と、17万人もの減少が観察された。事業再開などで雇われて働く機会が復活した影響もあるのだろうか。在宅勤務から出勤に戻るケースも多いといわれるが、オンラインでの仕事のやり取りも縮小気味なのだろうか。対前年でみても、5月から8月までは増加だったのが、先月、今月と削減となり、その幅も広がりつつある。
来月以降、自営業主数が連続して減少となれば、感染拡大が自営業復活の起死回生となるという状況は、さらに遠のくのかもしれない。
2020年10月の労働市場(2)
2020年10月についても、過去7年平均と比べたときの就業者数の増減を産業別に計算してみた。
すると、過去7年よりも増えたのは、次のような産業だった(カッコ内は前月9月時点での7年平均との差)。
医療、福祉 67万人(71万人)
学術研究、専門技術・サービス業 24万人(20万人)
その他のサービス業 20万人(17万人)
感染により以前の仕事を離れた人々が、職業訓練、資格取得、就職活動などの期間を経て、介護などの福祉の仕事に従事する流れが定着しつつあるかもしれない。専門的な技能を持つことは、景気の突然の変動にも強いことも、物語っているのだろう。
さらに宿泊、飲食業は、10月では過去7年より1万人増と、4月以来はじめて増加に転じた。11月の感染の再拡大前だった10月時点では、飲食業などに本格再開の見通しが生まれつつあったのかもしれない。11月以降は、どうなるだろう。卸売、小売業も9月には平均より21万人少なかったが、10月には2万人増加と、同じく感染後はじめて増加となった。
反対に、過去7年より減ったのは、次のとおり。
農業、林業 マイナス15万人(マイナス31万人)
建設業 マイナス7万人(マイナス1万人)
製造業 マイナス5万人(マイナス15万人)
今年は、飲食店からなどの食料品需要が落ち込んだことで、野菜の価格が安値になっていると今朝のニュースでも報道していたが、それも関連してか、農業はかなり厳しい状況となっている。製造業もマイナス幅は縮小しているが、減少傾向は続いている。建設業も、4月以降、マイナスが続いている。建設はあまり注目されてこなかったが、今度の動向にも目を向けるべきだろう。
2020年10月の労働市場(1)
本日、2020年10月分の総務省統計局「労働力調査」、厚生労働省「職業安定業務統計」の集計結果が発表。
失業の持続的な増加が見られ、完全失業者数215万人(原数値)は、過去7年の平均に比べて14万人増と、先月とあわせて2ヵ月連続のプラスとなった。もはや日本は低失業の状況にあるとはいえず、失業対策をより重点的に行う必要が生じているといえる。
一方で、11月以降の感染拡大を前にしてか、失業以外の労働市場全般の動向は、おしなべて大きな変化は観察されていない。好調だった前年との差でみると、非正規雇用は依然として大きく減少しているが、過去7年平均との比較では55万人の増加となるなど、回復の兆しがみられる面もある。
正規雇用は前月若干のかげりがみられたが、今月は全体としてはふたたび安定状態を今のところ保っている。
感染のおそれなどから労働市場から退出する人が増えたことで増加していた非労働力人口も、感染拡大前の水準にほぼ戻りつつある。休業と時間短縮による緊急の雇用調整もほぼ収束したといえる。ただし、非労働力人口については、感染拡大前に明確な強い減少トレンドが存在したことを考えると、感染がなければ労働市場に参画したであろう人々の少なくない部分が未だ働くことを躊躇断念しているともいえなくない。9月に非労働力人口であったのが10月に就業者に転じた人は77万人に達するが、反対に就業者から非労働力人口に転じた人も76万人と、同程度にのぼっている。
11月以降の感染拡大と都市部などの営業短縮などが、雇用がもたらす影響には一定の時間差が考えられるが、職安統計でも新規求人が依然として昨年の90万件台より20万件以上少ないことなどを踏まえると、今後失業がどこまで悪化するかは予断を許さないだろう。
https://app.box.com/s/nba4azhcqsd03rvzdsnctkqoe40t8bi2
検査
今朝は
年に一度の
人間ドックの日。
ここ数年は、
毎回自分の老いを
具体的なデータのもとに
確認する(突きつけられる)
という日でもある。
今年も
そういう面は
もちろんなきにしもあらず
だったのだが、
一方で
意外と昨年並み(前年比!)
とのお言葉を
検診中の看護師さんや
最後のお医者さんの
中間評価からもらったりした。
なんか不思議だが
この体となんとか折り合いながら
付き合っていくしかない。