『働く過剰』(4) By genda in 玄田日記 2005年10月20日 ニートの増加は、これから社会にどんな影響を およぼすことになるのだろうか。労働力人口の減少 にも拍車がかかるだろうし、社会保障制度の担い手が 足りなくなるかもしれない。しかし、経済成長や年金制度の 維持を目的にニート解消を目指すというのは、本末顛倒だ。 「社会のために働け」「働かざるもの食うべからず」と言われて 働き出すニートはどこにもいない。それは少子化に歯止めを かけるために出産を決意する女性がいないのと同じだ。 (第五章「ニート、フリーターの何が問題なのか」より)