最近のアメリカの経済学の論文を読む。
90年代までは格差(inequality)が大問題
だけど、最近では二極化(polarization)の
ほうがより深刻になりつつあるようだ。
きっと日本の議論もそういう方向になっていく。
ところで、格差問題も研究をみると
技術革新とかグローバル化とか、最低賃金などの
制度の影響も考えられたけど、いずれも説明力は
今イチで、明確な理由はよくわからなかったというのが
正直なところ。つまりは格差の原因は、アメリカでも
よくわからなかった。
残念ながら日本では格差問題にしても研究蓄積は
まだまだこれから。日本ではなおさら「よくわからない」
という事実をちゃんと受け止めた上で、どうするかを
考えないと。わからないということを、ちゃんと認めない
といけないじゃなかろうか。
これから景気回復のなかでいろんなセーフティネット
が終わりになろうとしてる。でも狭いネットはないのと
同じ。ネットを敷いたところに落ちてね、といわれても
無理なんだ。
なんか最近、マジメだ。
呑んでないからだな。
危ないな。